なぜ「つらい」と感じるのか?
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
以前、何かで「誰もが一度や二度は自殺を考えたことがあると思うが」といった文章を読んで、「え、みんな一度や二度は自殺を考えたことがあるの!?」ってびっくりしました。
あなたは自殺を考えたことってありますか?
僕はないです。自殺を考えたことなんてこれっぽっちもありません。こういう僕の感覚って結構レアなのでしょうか。「誰もが」ということは、例えば全人類の9割くらいは「ああ、死にたい」って思ったことがあるんでしょうか。それとももっと多いのでしょうか。1割くらいが僕のように「自殺なんて考えたこともない」という人間なんでしょうか。わからないなりに、どうしてみんな一度は自殺を考えるんだろうと考えてみました。
そこまで思いつめるのは、すごくつらい状態なんだと思います。もう自分はこれ以上生きている意味なんてないって瞬間。自殺を考えるほどではありませんが、自分のつらい瞬間を思うなら、誰かにひどく攻撃されたときとか、ひどく嫌われたときとか、陰で悪く言われているのを知ったときとかでしょうか。学校や職場でイジメられたり、インターネットでひどく書かれたりというのもこれにあたります。
あるいは仕事がうまくいかない場合。営業成績がいつも一番下で、最近ずっと調子が上がらない状態、周りの同僚はどんどん出世するけど自分は全くない、あるいは解雇される不安を抱えている、といった場合。あるいは学業がうまくいかない、望んだ学校に合格しない、でも親からは過剰な期待を受けている、といった理由でしょうか。
アスリートのような専門的なことをやっていて、怪我をして復帰できない、というような場合も「もうダメだ」と思うのかもしれません。ひどい失恋も「死にたい」と思う理由でよく聞きます。失恋は本当に苦しいですよね。自分の全てを否定されているような気になりますから。
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