組織か? 個人か? いや、これからはバンドの時代である!

昨年末、TBSテレビを退職したプロデューサーの角田陽一郎さん。独立してはじめて気づいた組織の良さがあったそうです。この時代だからこその、新しい個人の働き方、そして新しい組織のあり方とは?
数々のヒット番組を手がけながらも、youtubeを活用した「オトナの!」など、テレビの枠を超えて活躍するバラエティプロデューサーの角田陽一郎さんのバラエティ的コラムです。

cakesでの連載「世界はバラエティになる」を昨年7月から開始したのですが、3ヶ月近くお休みしていました。
それは僕がTBSテレビを昨年末に正式に退社するのを待っていたからです。
7月いっぱいで退職届を出したのですが、有給休暇が残っていたのでした。よくアナウンサーがフリーになる前にお休みしますよね、あれもだいたいは有給休暇の消化なのです。

それで、はれて完全退社しましたので、連載を再開することにします。
やっぱりある組織の中にいると、なかなか書けないことも多かったからです。
「世界はすべてバラエティになる」本年もよろしくお願いいたします。

僕が再開するにあたり、まずは“働くこと”特に独立することについて書きたいと思います。
きっと会社を辞めて独立したいと思っているサラリーマン読者の方も多いと思うので、少しでも参考になれば嬉しいです。

これからの新しい働き方

そもそも人はなぜ独立したいのでしょうか。
多分、条件面とか人付き合いとか、組織に縛られているといろいろ窮屈だからでしょう。
僕が会社を辞めた理由は(もちろんたくさんありますが)、個人の名前で勝負したいという思いがありました。
それは、僕の個人的な思いでもありますが、むしろ情報革命やAI革命が進む未来は否が応でもそうなっていくという予感がしてならないからです。

一人一人の個人が、今までは直接会ったり組織としてまとまらないと結べなかった信頼関係を、今ではSNSを通じて交換できるようになりました。それぞれの信用を相手と交換しあって、コミュニケーションしてビジネスして生きて行く、何か大きなプロジェクトを行う時は、同じ価値観を共有する者同士がその瞬間集まって、集団を形成し、成し遂げて、やがて解散する。そんなアメーバ状のイメージを未来の社会に対して僕は持っていたのです。

「これからは組織にまとまる必要がないのではないか?」
「組織がいらないのではないか?」
「つまり、個人の時代だ」

それを確かめたい、自分を実験台にしてみよう、それが僕が組織を飛び出した理由の一つでもあるのです。

こうして自分が半年くらい実験台になってみて、わかったことがありました。
結論から言うと、“組織”がやっぱり大事なのでした。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
世界はすべてバラエティになる

角田陽一郎

TBSで『明石家さんちゃんねる』『EXILE魂』『金スマ』などのヒット番組を制作しながらも、youtubeを活用した「オトナの!」など、テレビの枠を超えて活躍するバラエティプロデューサーの角田陽一郎さんの連載です。 東京大学で西洋...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

kawanotakashi69 書家の廣ちゃんと雑貨屋経営の経験を持つ主婦の方とチームを組んで、長崎県でお店を始める準備を。 まるで、得意なことを持ち寄るバンドのようです(^-^) @kakuichi41 https://t.co/XvgfQmfI2O 3年以上前 replyretweetfavorite

kawanotakashi69 これ!! 僕もここ数年感じていたことだったので頷きまくりながら読みました(^-^) 3年以上前 replyretweetfavorite

fBSaAYxahJGCPFy 「個人が個人でやれることにはやはり限界があり、一つの意思共有した個人同志がバンド(結束)する必要があるのです。」 3年以上前 replyretweetfavorite

Carry_Pan_ 今の「スタートアップ」って響きは、一昔前のバンドブームみたいな感覚あるよね 3年以上前 replyretweetfavorite