一緒にいる時間が長すぎると

長年渋谷でバーの経営をしている林伸次さん。飲食業界の話としてよく耳にするのが、「共同経営」の問題だそうです。友人と飲食店を始める人が多いそうなんですが、揉めてしまうこともしばしばあるそう。なぜ友人との経営はうまくいかないのか? その理由から男女関係がうまくいく秘訣を導き出します。

「友人と共同経営」問題を考える

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

僕たち飲食業界の間では「友人と共同経営」問題というのがあります。これ、もちろんうまくいっているお店、たくさんあるとは思うのですが、「途中で一人が抜けた」とか「何度かひどい喧嘩をした」とかって話をよく耳にします。

理由を聞いてみると、やっぱり大多数は「お金」が原因なようです。「取り分が一緒なのに自分ばかり働いている」とか「原価がかかる商品ばかり入れたがる」とか、そういうちょっとした金銭的なぶつかりが多いです。まあ、お金って本当に難しいんですよね。どれだけ仲が良くてもお金が原因で関係が壊れてしまうことはよくあります。

さて、そういう「お金のこと」以外でも、共同経営をやめるパターンがたまにあります。バンドの解散でもよく耳にする「方向性の違い」というものです。そんなのって、始める前からわかっていたはずです。心の中で「こいつはお金儲けが一番なんだな」とか「こいつはメディアにたくさん出て目立ちたいんだな」って、大体のことは知ってからお店は始めます。お互いがお互いの良いところと悪いところを納得して始めているはずです。でも途中で「あいつとは根本的に考え方が違う」みたいな別れ方をしてしまうんです。

これ、恋人同士や友人関係もよく耳にしますよね。「やっぱりあの人は保守的すぎて新しいことを試そうとしない」とか、逆に「なんでも新しい流行りはとりいれようとしていつもブレている」とか、そういう恋人や友人の愚痴って世に溢れていますよね。

先日、そんな話をある人から聞いていて、あることに気がつきました。「それ、考え方が違うとかそういうことじゃなくて、二人が顔をあわせすぎて一緒に時間を過ごしすぎなだけなんじゃない」ってことなんです。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

Tanishi_tw とても大事なことが書かれていた。 約2年前 replyretweetfavorite

nishiaratter よくわかるけど、難しいですよね(笑)→ 約2年前 replyretweetfavorite

t374589 |林伸次 @bar_bossa |ワイングラスのむこう側 https://t.co/GaW0ysk9GP 約2年前 replyretweetfavorite

momo6choco うん。難しい。 約2年前 replyretweetfavorite