成城石井が考える第三の道
成城石井の話を聞いていると、ポテトサラダのじゃがいもの皮を手で剥いてるとか、バイヤーの質がすごく高いとか、とにかく人手をかけている印象があります。でも一方でこういうバックヤードや流通の部分は省力化して人手を省いてる。どちらにどれだけ人手と時間とコストをかけるかというところが、絶妙のバランスのうえで成り立っているといえるでしょう。
だから必要なければ、生鮮売り場を店舗からなくしてしまうというようなことまでやっています。たとえば渋谷駅の東急フードショーの中にある成城石井は、生鮮食品もお酒も売っていません。混雑する駅の地下という立地で客が何を求めているかというのが判断基準なんですね。「スーパーは生鮮があるのは当然」というような固定観念は必要ないということなのです。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。