都市部の人は車を持たずにカーシェアリングを利用
車は、家、保険に次ぐ、大きな家計の支出項目です。車体自体の価格も高いのですが、さらに自動車税や自動車保険料がかかることも忘れてはなりません。たとえば、比較的安いとされている軽自動車でも、税金や保険料を加えると総取得費としては100万円近いお金が必要です。
そして、車は購入したあとも継続的にお金がかかります。たとえば、ガソリン代のほか、任意保険や12カ月点検、車検代、タイヤ代、それに自動車税などがかかってくるからです。加えて、持ち家でない場合は、駐車場代もかかります。 すべてを足すと、平均的な車でも、年間50~60万円くらいのお金が必要になります。つまり、月にならすと、4万円〜10万円ほどです。ですので、いかに車が便利とはいえ、それだけのお金をかける価値があるのかどうか考えてみたほうがよさそうです。
とくに都市部では電車・地下鉄やバスが発達しているので、車がなくても移動するのにさほど支障はありません。普段は公共交通機関を利用し、必要なときにカーシェアリングやレンタカーを利用すればこと足ります。車を多数の会員で共同利用するカーシェアリングは最初に入会金や登録手数料を払って、あとは利用した時間や距離などに応じて料金を支払うしくみです。
私が家も6年ほど前に車を手放して、カーシェアリングを利用するようにしましたが、年間50万円以上の節約になりました。これからは車に限らず、モノを「所有する」から「シェアする」「必要なときだけ利用する」という方向に向かいそうです。
一方、地方都市や郊外に住んでいる人にとっては、車は必需品です。ただ、生涯にかかる車のコストは相当なものです。維持費も含めると2000万円程度になります。ですから、購入時はコストパフォーマンスにこだわり、そして維持費をおさえる努力をしましょう。そして、車を購入するときにはローンを組まず、現金で支払いましょう。無駄な金利負担をおさえることができます。
学資保険に入ってはいけない!?
次に教育費です。教育費は子どもがどんなコースを進むかで、かかるお金は大きく違ってきます。下の図は平均的な教育費の目安を示したものです。