反逆文化の成り立ち
なぜこれほど過剰な原理主義が蔓延してしまうのでしょうか? その背景には、現代の大衆消費社会への反感のようなものがあるのではないかと、わたしは考えています。
「多くの消費者は騙されている」
という考えかたです。そこには、大衆消費社会を支えている政府や企業への不信もある。
「大企業はわたしたちを騙そうとしている」
「政府は信用できない」
民主主義の社会ですから、政府はわたしたちが信任して選んだものです。企業も、市場経済のもとで営利活動をして大きくなったのにすぎない。にもかかわらず、過剰なまでに企業や政府に不信感を抱くというのはどういうことなのでしょうか。
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