唾棄すべき論調はブスにも、おセックス様にも失礼だ
「セックスの話はアクセスがいいから、セックスの話をしたらいい」
そんなIQ0.2の打診を担当からされた。
確かにそれは正しい。人間というのは、お宝があると感じれば、その先にどんなフィッシング詐欺が待ち受けていようと「エロバナー! クリックせずにはいられないッ!」なのである。
しかし、当コラムに関して言えば、タイトルが「ブス図鑑」だ。仮にその先にセックスがあったとしても、確実にブスもいる。むしろ、ブスのセックスがある可能性が高い。いくらセックスでも、それはノーサンキューなのではないだろうか。
だが実際、当コラムでもセックスの話をするとアクセスがいつもより良いらしい。つまり、人間はセックスでさえあれば、もうブスでも構わないらしい。人類的なものが生まれてから、すでに約700万年ぐらいである。もう少し進化してもいいのではないだろうか。
そういった理由から、11/29更新分は『ブスの本懐』に収録されている書き下ろし「ヤリブス」が掲載されたわけだが、今読み返してみると、なんかドンヨリした話である。
そもそもセックスというのは、楽しいことである。むしろ、そこに楽しさ以外があってはならない。するのも見るのも最高のエンタメでなければならない。
そこに何故、「ブスとセックスの関係には闇がある」みたいな話を持ち込むのか。そんなの「BLを好む女子の家庭には問題がある」ぐらい唾棄すべき論調である。これは、ブスにもおセックス様にも失礼だ。
ブスだって何の理由もなくセックスぐらいするし、それを楽しんでいる
セックスの話だけでなく、この世には「心の闇ハラスメント(=心の闇ハラ)」というものがある。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。