気持ちいい暮らしに憧れるということ【第1回】

ジャーナリスト・佐々木俊尚さんの最新刊『そして、暮らしは共同体になる。』がcakesで連載スタート! ミニマリズム、シェア、健康食志向……今、確実に起こりつつある価値観の変化。この流れはどこへ向かうのでしょうか?深い洞察をゆるやかな口調で語る、現代人必読の連載を火・木の週2回で公開します。今回は働くシングルマザー、紫原明子さんの登場です。佐々木さんの美味しい時短レシピもお見逃しなく!

第1章 気持ちいい暮らしに憧れるということ

 あるお母さんの話を紹介したいと思います。

紫原(しはら)明子さん。彼女は家族や恋愛のことをウェブメディアなどに書いている人気のライターで、2016年には『家族無計画』(朝日出版社)という初めての著書を刊行しました。起業家で、東京都知事選にも出馬したことのある家入一真さんの元妻です。彼女はいま、中学生の長男と小学生の長女を育てているシングルマザーでもあります。

 明子さんは料理が得意で、自分で運営しているブログのタイトルは「手の中で膨らむ」。パンを焼くという行為からイメージしたタイトルなんですね。とはいえ、仕事を抱えながら、子どもに健康的な食事を毎日食べさせるということに日々苦労しています。


 罪悪感との戦い

 「健康的食生活にしなければ、という罪悪感との戦いがすごいんですよね。きのうは家で料理をつくらなかったから今日はつくらなきゃと思うけど、その日も仕事でつくれなかったり……」

 いちばんの救いは、子どもたちが通っている学校の給食が非常にすばらしいということ。スープのコンソメまで手づくりで、いっさい市販のうま味調味料をつかっていません。信頼できる昼食を毎日出してくれるのです。

 市販のコンソメをつかわずに美味しいスープをつくるのは、けっこう難しいイメージがあります。鶏ガラスープを自分でつくる? そんな時間のある人はいまの日本社会にはそうはいないでしょう。

 でも、美味しくてシンプルなスープは意外にかんたんです。

 わたしがときどきつくる、超時短の中華スープはこんなレシピ。


この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ジャーナリスト・佐々木俊尚が示す、今とこれからを「ゆるゆる」と生きるための羅針盤

そして、暮らしは共同体になる。

佐々木俊尚
アノニマ・スタジオ
2016-11-30

この連載について

初回を読む
そして、暮らしは共同体になる。

佐々木俊尚

ジャーナリスト・佐々木俊尚さんの最新刊『そして、暮らしは共同体になる。』がcakesで連載スタート! ミニマリズム、シェア、健康食志向……今、確実に起こりつつある価値観の変化。この流れはどこへ向かうのでしょうか?深い洞察をゆるやかな口...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

ThreeSmile " これからの時代のメインキーワードは気持ちいいや心地いい暮らしと思っている。 2ヶ月前 replyretweetfavorite

cho3min 食事への罪悪感、分かる…。母子2人の生活が始まって、食のクオリティがガクンと下がった。時間ない中でどうやって健康的な食事をつくるか…。 https://t.co/mHdJ6t40Bs 3ヶ月前 replyretweetfavorite

issy1080 「健康的なスープ」 のために市販のコンソメを使わずオイスターソース使う… 中身たいしてかわらないのに… 3ヶ月前 replyretweetfavorite

moxcha なにこれこわい。呪いとしか言いようがない。 3ヶ月前 replyretweetfavorite