桜ノ雨

最終回 春 音浜高校一年 鈴(リン)

ついに音楽祭本番!舞台に立つとき、鈴の心に芽生える思いは…。

ボーカロイド楽曲の名曲「桜ノ雨」を原作にしたノベル第2弾『桜ノ雨 僕らが巡り逢えた奇跡』の発売を記念して、第1弾ノベル『桜ノ雨』の一部を公開します。



 文化会館の控え室。
 十畳くらいの和室は、合唱部員総勢二十三名が入ればもう満員だ。部屋の片面には鏡と化粧台があって、きっと演劇とかの催し物をするときに使うのだろう。
「みんな揃ったな」
 と前置きしてハル先輩が言った。
「じゃあこれからの予定だけど、一時に音楽祭が開演して、俺らの出番は二時半から。十五分前に舞台袖に入らなきゃいけないから、二時には必ずこの控え室に集合すること」
 は~い、と合唱部員。
 副部長の瑠華先輩が前に進み出て、
「ホールの客席にいてもいいけど、自信喪失するかもしれないからやめといたほうが無難よ。自分より先に演じる人は誰もが名優って言うでしょ」

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桜ノ雨

スタジオ・ハードデラックス /藤田遼 /halyosy

「初音ミクたちが学園生活をしていたら――」 230万超の動画再生回数を誇るボーカロイド楽曲『桜ノ雨』のノベル化第2弾『桜ノ雨 僕らが巡り逢えた奇跡』が発売中!cakesでは、前作『桜ノ雨』の一部をご紹介します。(月・木更新) ...もっと読む

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