婚活でよくある悩み
トランプ大統領の当選は、フランスでも驚きを持って報道されました。 フランス大統領までも「まさかトランプ氏が」と思っていたようで、クリントン氏に向けた祝辞の言葉しか準備しておらず、慌ててトランプ氏用に書き換えたなんていうニュースもあったほどです。
いやはや、新しい大統領のことが好きでも嫌いでも、期限付き4年間のお付き合いになるわけですが、結婚相手となると一生の覚悟のお付き合いです。
「結婚」について真っ正面から向き合っているパリジャン十色では、今週は婚活でよくある悩み「どんな人を選んだらよいかわからなくなってきた」について考えてみようと思います。他にも「ときめける人か安定感のある人か、どちらを選んだらよいのかわからない」というのも、よく聞かれる悩みのようです。
この悩みの原因を解体してみると、「自分の基準」VS「他人や世間の基準」の葛藤が見えてきます。
自分が良いと思う「ときめける人」なのか?
他人や世間から見ても文句ない「安定した人」がいいのか?
こんな風に「自分の基準 」と「他人や世間の基準」という2つの間で揺れ動き、どちらで判断を下せばよいのか分からず混乱してしまうのです。
さらに「早く結婚しなければ」という焦りも手伝って、自分を見失ってしまうのもよくあること。いつもなら「自分の基準」を持っている人ですら、結婚の焦りによって判断力が鈍ってしまうのが婚活の恐さです。
「恋は盲目」と言いますが、「結婚」を前提に考える打算的な相手選びの際には、「結婚は盲目」になることも。「社会的地位」などの条件のよさに、相手の性格の粗などが見えなくなる盲目状態に陥ることだってあるのです。
「結婚」って、社会的なものでありながらも、同時にごくごく個人的なもの。こんな矛盾したややこしいものである上に、一生に一度にもなり得る重大な選択であること。さらに、自分の基準を見失いやすいときて、結婚相手を選ぶのって本当に難しいように思えますよね。
過去に婚活に必死になりすぎた私も、完全に自分を見失って、一体誰をどう選んだらいいのか分からなくなった、そんな体験があります。
私の婚活体験「条件で選んだ相手」
婚活をスタートした私は、まず最初にネット上での出会い系サービスを利用することにしました。自分のプロフィールなどを登録すると、いよいよお相手探し。身長、年齢、職業、将来親との同居の可能性アリ・ナシ等、色々な条件をクリックすると、候補の男性がリストアップされます。気になるお相手にこちらからメッセージを送り、何度かやりとりが続いた人と携帯のメールアドレスを交換し合い、実際に会うことになります。私は10人ほどネットで探し当てた男性らと直接会い、食事をしてみました。
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