ブス図鑑

ブスこそが最終的な勝者であり「ラスト・ブス・スタンディング」だ

『ブスの本懐』単行本発売直前!
今回のテーマは「ブスの本懐」です。ブスがひっそり抱えている〝本心〟とは……?

担当が提案してきた『ブスの本懐』が正式タイトルになった

書籍版『ブス図鑑(仮)』改め『ブスの本懐』の発売が目前なので、販促の内容で書けといわれた。
そんなの、以下全文に渡り『ブスの本懐』のISBNコードを貼りつけて、さらにそれ全部にAmazonへのリンクを貼ればいいのではないか。その方が、記事のコーディング担当が面倒なだけで、こちらは楽だ。

ちなみに、なぜ書籍になるにあたってタイトルが変わったかというと、「(本として手に取ってもらうには)『ブス図鑑』だと、あまりにも攻撃的すぎるのではないか」と言われたからだ。

人を刺してから「このナイフ尖りすぎじゃない?」と、言っているようなものである。

だが、確かに『ブス図鑑』だと『昆虫図鑑』などと同列な感じがするし、昆虫なら綺麗な羽を持ったものもいるかもしれないが、『ブス図鑑』だとそういう期待感すらなくなる。
仮に「綺麗な羽を持ったブス」が出てきたとしても、「スタイルが良いブス」とか「髪が綺麗なブス」などと同じく「ワンアイテム加えることにより、さらにブスさ際立つ勝ち組コーディネート」みたいになってしまうに決まっている。

そこで、担当が提案してきた『ブスの本懐』が正式タイトルになった。
〝ブス〟は変わってないので、刃はそのままで持つところだけ変えたみたいな風情だが、自己啓発本っぽくなったところにあざとさを感じる。

もちろん内容に関しては何も啓発していないのだが、販促というのはそういうものではない。嘘でも「この本さえ買えば、お前の人生は水素水を飲みながら進研ゼミをやるぐらい変わる」と言わなければならない。

役に立つことが書いていないのならば、その面白さをアピールすればいい。
こちらとしても「今これを読んでる、お前の顔より面白い」みたいな強気のキャッチを言いたいところだが、場合によっては完全な返り討ちだし、まず書いた本人が、自分の顔よりも本の内容が面白いという自信がない。

本書には「ブス」という単語が一生分といわず、十二生分ぐらい書かれている

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ブス図鑑

カレー沢薫

「ブスに厳しいブス」と自負し、ブスのことになると、どこまでも熱くなりすぎるカレー沢薫さん。この連載コラム「ブス図鑑」は、漫画『アンモラル・カスタマイズZ』発売時の販促として「1日1ブス」を掲げ、読む者に涙と笑いを与えた同名の特設ブログ...もっと読む

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コメント

1n_n1_wan 「この本さえ買えば、お前の人生は水素水を飲みながら進研ゼミをやるぐらい変わる」www😂😂😂 やばいよ月500円課金しそう〜😖💦 2年以上前 replyretweetfavorite

hj_age 自分をブスだブスだと言うブスが、何故いるかというと、自己肯定よりそっちの方が楽だから これすごいわかるw 3年以上前 replyretweetfavorite

kabothomas 「販促というのは嘘でも「この本さえ買えばお前の人生は水素水を飲みながら進研ゼミをやるぐらい変わる」と言わなければならない」 3年以上前 replyretweetfavorite