人の若さは見る人によって変わる
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
先日、電車の中で70代半ばくらいの男性3人組が「席を譲られるかどうか」という話題でずっと盛り上がっていました。
「いやあ、初めて席を譲られたときは本当に落ち込んだねえ。俺、おじいさんに見えるんだって思って」
「あれ、スーツ着ていると席譲られないね」
「いやあ、あなたは髪の毛が真っ黒だから譲られないんでしょう。意外とみんな髪の毛を見てるんだよ」
要するにみなさん、「席を譲られないこと=若く見られていること」だとお考えのようで、どういう雰囲気や服装だと譲られないかっていうのをずっと検証しているんです。
やっぱりみなさん、いつまでたっても若く見られたいんですね。若く見られたいのって「痩せたい」と同様の、現代人の病なのかもしれません。でも最近、同じ人間でも見る人によって若く見えたり、若く見えなかったりすることが判明しました。その「錯覚」を今回は考えてみます。
僕、小沢健二の1歳年下なんですね。それを30代後半の女性に言うと、ほぼ全員が「え~!!」って驚くんです。要するに「あの若くてカッコいいオザケンが、このオジサンの林さんの年上なんてありえない!」っていうことなんです。