第9回 夏は終わらない! 拡張する『ゼーガペインADP』

2014年、「ランドスケープと夏の定理」で第五回創元SF短編賞を受賞してデビューした作家の高島雄哉氏。その新鋭が、来る10月に上映されるサンライズのSFアニメ『ゼーガペインADP』のSF考証をすることに! ついに上映された『ADP』、今回は上映初日レポートです。イベント情報も多数!

■新宿ピカデリー初日舞台挨拶

『ゼーガペインADP』は全国8館で上映中です。公開初日の10月15日には舞浜と新宿で舞台挨拶が行われました。登壇したのは、主人公キョウ役の浅沼晋太郎さん、幼なじみカミナギ役の花澤香菜さん、先輩シズノ役の川澄綾子さん、そして下田正美監督です。十年ぶりに長編作品が公開ということで、支えてくれたファンのおかげだとみなさん口々におっしゃっていました。

©サンライズ・プロジェクトゼーガ

客席は土日全回満席! 劇場の売店には長い行列もできています。ぼくも劇場に行きまして、ファンのみなさんの熱気を直に感じました。

新宿ピカデリーにはプラチナシートという特別なボックス席があり、その席を使う人専用の華やかなラウンジもあります。今回、登壇者のみなさんやスタッフはこのラウンジで待機していたのでした。ついに映画が完成して無事に公開初日を迎えたということで、とても晴れやかな雰囲気です。


写真:撮影著者

舞浜でも新宿でも舞台挨拶は二回あり、一回目は上映後、二回目は上映前です。なので、一回目のトークは既に見た人用にネタバレ大丈夫な内容で、二回目はまだ見ていない人用に期待を盛り上げる内容になるわけです。どちらの回でも、ファンとスタッフ一同の気持ちを代弁するように、『ADP』の完成の喜びと共に、さらにこの先の新しい展開に対する希望が語られました。

■『ADP』と新しいSF考証

さて、だんだんと情報も出ています通り、『ゼーガペインADP』はよくあるTVシリーズの総集編とはまったく異なります! 多くの新規カットとTVシリーズのカットを、下田監督いわく「パズルのように再構成して」作られた、『ゼーガペイン』本編に繋がる新エピソードなのです。見る人の予想の遥か上を行くのが『ゼーガペイン』なので、ファンのみなさんは色々な仕掛けはしているとは思っていたみたいですが、まったくの新作というのは完全に予想外だったと思います。

普通の総集編であれば、新たなSF考証としてぼくが参加することもなかったかもしれません。ぼくがSF考証をしたのは新規カットが中心です。キョウが普段使うホログラム電話など日常シーンも多くの新規カットがありますし、戦闘シーンも新たに多くのシーンが描かれています。


館内展示(サンライズ・プロジェクトゼーガ)

■舞台となった水族館で複製原画展
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高島雄哉

SF作家による、サンライズのSFロボットアニメ『ゼーガペインADP』の製作現場レポート!

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コメント

chemool |世界を設定する SFアニメ現場レポート|高島雄哉|cakes(ケイクス) https://t.co/xJPolsGo9I 観てきたのでネタバレokに情報収集を今更。やはり総集編の予算で新作にするアイデアだったか 9ヶ月前 replyretweetfavorite

hilbert_d 【はてブ新着ゲーム・アニメ】 9ヶ月前 replyretweetfavorite

hykw_SF 舞台挨拶の模様と今後のイベントをおしらせします。 9ヶ月前 replyretweetfavorite