うわーレズじゃん」みたいなのがよくある女子校

仲良さそうにしている同性同士を「レズなの?」、「ゲイみたい」などとからっている場面に遭遇したことはありませんか。今回、牧村さんのもとには「学校で同性愛をからかうような雰囲気があり、どう対処すればいいか困っている」という相談が届きました。どうして同性愛を笑いのネタにしてしまう空気感がなくならないのでしょうか。牧村さんが、その複雑な原因を探ります。

※牧村さんに聞いてみたいことやこの連載に対する感想がある方は、応募フォームを通じてお送りください! HN・匿名でもかまいません。

「うちら仲良すぎなwwwwwwレズかと思ったwwwwwww」

とか言ってる女子高生二人組のプリクラがツイッターのタイムラインを流れていくのを眺めながら、私は思っています。この「レズじゃないから(笑)」感、いったい誰に向けて、何のためにアピらなきゃいけないものなんだ……と。

今回ご紹介するのは、この「レズ(笑)」みたいなやつが日常茶飯事になっているという学校に通っていらっしゃる方からのご投稿です。


中学、高校での現状について、牧村さんならどんな風にお考えになるか、伺いたいと思い投稿させていただきました。
今、私は女子校に通っている学生です。学校では「○○、同性愛者なんじゃないの?笑」、少しボディタッチが多い友達に対し「うわーレズじゃん、キモっ。」などの発言は日常茶飯事です。

学校には私を含め何人か、女の子を好きになった事のある子がいます。
正面から注意するのは難しいと思うので、どんな風に言えば「冗談で言うことではないな」と感じてもらえるでしょうか??

(全文そのまま掲載させて頂きました)

ご投稿ありがとうございます。なんと申しますか、学校生活、おつかれさまです。ご自分だけではなく他の子たちも気遣いながら、学校生活をよりよくしようとする姿勢、とてもすてきだと思います。ぜひ一緒に考えていきましょうね。

さて、誰かに何かを伝えるためには、まず相手のことを知るのが効果的ですよね。ということでまずは、そもそもその子たちがどうして「レズ(笑)」みたいなことを言っちゃうのかっていうことを考えてみましょうか。

この「レズ(笑)」のデリケートなところって、単純に「同性愛を笑いのネタにするやつは悪いやつだー! わー!」じゃ済まないところなんですよね。「同性愛者なんじゃないの?」「レズじゃん、キモっ」みたいなやつを、人に言わせている何かがあるわけです。

なぜ、人は同性愛を笑いのネタにしてしまうのか。この件については、数多くの学者さんたちが、ジェンダー・セクシュアリティ論をはじめとする学問分野で議論してきました。そういう学者さんたちが作ったカタカナの専門用語を使って考えるならば、「レズ(笑)」みたいなことを言う人の心理って、こういう感じだと思います。

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ハッピーエンドに殺されない

牧村朝子

性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む

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コメント

RayShibusawa 好き~ https://t.co/pFBU4svXfb 2年弱前 replyretweetfavorite

Benicco_09 という過去を思い出したのは、以下の記事を読んだのがきっかけでした。(有料記事です。無料だと前半のみ読めます) 2年以上前 replyretweetfavorite

wakamewamidori 女子高でした。彼氏もいましたが、好きな女の子にちゅーしちゃいました。だってきゅんってしたんだもんって感情思い出す。 2年以上前 replyretweetfavorite

ugetsujiro 人間存在についての深い学びがある。 2年以上前 replyretweetfavorite