前前前世が見える占い師 編】20万円の水晶を買ったわたしが「スピリチュアル」を封印するまで

血液型、星座、厄年、手相、前世、魂……。みなさん、命運を握る山盛りのスピリチュアルを、信じていますか? スイスイさんの一大スピクタクル巨編・中編は、スイスイさんにとって、スピリチュアルは小さな頃から身近だったというお話から幕を開けます。そして、社会人になったものの将来への不安がつのる毎日。ついに「運命の出会い」が訪れるのでした。

これはメンヘラ史上最高のスピクタクルファンタジー。

わたしが買ってしまった20万円の水晶は、手のひらサイズの透明な球体だった。だけどあのとき占い師は、それを床に4つ、四角形にならべ、その真ん中にわたしを立たせこう言った。「ほら、感じるでしょ?」と。

わたしは「感じるって、何をですか?」とは聞けず、くりかえし「たしかに……」と答え続けていた。まるで、“まったくなにも感じていないわたし”なんてこの世に存在していないかのように!現実をすべて、無視しながら!

前回、「ガチスピと思われたくない問題」など率直にお伝えしましたが、とはいえ、わたしはスピの敵ではないのです。それでは、わたしが水晶を買い封印するまでのスピ物語、はじまりはじまり〜。

わたしはスピとともに育ちました。どちらかというと味方です。

幼い頃から、スピは身近だった。
なぜ身近だったかというと母が、気の流れや波動などを大切にするタイプで、チャクラだとか地球の波動だとかの本が並んでいたし、「部屋を散らかすと気の流れが悪くなるよ」などという言葉は日常的に使われていたから。

さらに、わたしにとってスピは恐ろしいものでもあった。
旅行先のお土産屋さんで石やクリスタルがならんでいるのを見ると、母が毎回「石はこわいよ、力が強いから。とくに水晶は」と本気のノリで言っていたから。

だからわたしのなかでスピは、いつでも“あなどってはいけない存在”であり、軽い気持ちで取り入れることも、ましてバカにすることもできなかった。さらに幼ながら「スピな話をオープンにしたら引かれる」というスピの腫れ物的な空気もバッチリ感じ取っていたので(神童)、絶妙な距離を保ち生きていた。

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スイスイ

“メンヘラ”とは、もともと「心の病を患った人」を指すネットスラングです。でも今ではすっかりカジュアルに偏在しつつある“メンヘラ”。その樹海から脱け出したスイスイさんが、我が身を振り返りながら、今さら聞けないメンヘラの基礎の基礎、そして...もっと読む

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sizukanarudon 20万円の水晶を買ったわたしが「スピリチュアル」を封印するまで【前前前世が見える占い師 編】 スイスイ@suisuiayaka https://t.co/eEHAL54a5E 気の流れを整える整骨院 触れられて数秒で涙がポロポロ流… https://t.co/UDA9MxsMcv 約3年前 replyretweetfavorite

granat_san 20万円の水晶を買ったわたしが「スピリチュアル」を封印するまで 一回目も強烈だったけど二回目のインパクトがすごい。本が出たら欲しい。 約3年前 replyretweetfavorite

bear_yoshi スピ、本当の本当にいろんなだもんなあ。前世なんて無いって考え方もあるし。/20万円の水晶を買ったわたしが「スピリチュアル」を封印するまで 約3年前 replyretweetfavorite

suisuiayaka みないでー! 約3年前 replyretweetfavorite