牛込の加寿子荘

牛込の加寿子荘」 第十八回

築40年を超える「加寿子荘」での生活風景。能町みね子の自叙伝風小説! 第十八回は、入居六年目にして訪れた加寿子荘との倦怠期…?

ちゃんと聞きとれなかったけど、タエコさんはぶっころすぞって言ってた。たぶん。
まずいよ、これは冗談ではすみませんよ。まさかとは思うけれど何があるか分からないし、加寿子さんや不動産屋さんにも報告しておいて外堀をかためておかなければ!


しかし、不穏なことは続くもので、それからしばらくしてやっとこさお風呂の修理が終わった後、私はおそらく入居直後の家賃の遅れ以来ほんとうに久しぶりに、加寿子さんから叱られたのだ。
ただし、今回については私に大した非はない。

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築40年を超える「加寿子荘」での生活風景。能町みね子の自叙伝風小説!

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