仕事がギリギリのやつは人生をドブに捨てている!時間管理欠落症【前編】

ドブメディの三年目営業・陽太は、明日のプレゼン資料のため、今日も深夜まで大残業をしていました。しかしうっかり寝落ちし気づけば朝。出社した上司から大目玉を食らってしまいます。何故、毎回締め切りぎりぎりになっても仕事が終わらないのか。エリート美女の河合さんから、陽太に厳しい喝が入ります。グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で人気のずんずんさんの連載です。

ここは東京、西新宿。

陽太「うぅ……終わらない……終わらない……」

深夜のオフィスに響くうめき声、医療器具メーカー・ドブ板メディカル株式会社の三年目営業、出来内陽太(デキナイヨウタ)です。

陽太は今日も今日とて、深夜まで大残業をしていました。

陽太「なぜ、こんなにやっても終わらないんだ……うぅ……おとぎ話みたいに、小人さんが僕の代わりに仕事をしてくれて、朝起きるとすべてが終わってるとかそんな素敵な展開は……うっ……」

朦朧とした意識の中そんなことを呟いていたら、今までの疲れが出たのでしょう。

ぼくっと、陽太は寝落ちしてしまいました。




陽太「はっ! いけない!」

自分の寝落ちに気づいた陽太は、飛び起きました。

陽太「やばいやばい……ここで寝ちゃったら、明日締め切りのプレゼン資料が終わらず大目玉だよ……」

よだれをふいて、また作業に取り掛かろうとしたその時でした。

陽太「!?」

陽太はわが目を疑いました。

なんとキーボードの上には、とんがり帽子をかぶった小人さんがいたのです。

陽太「ど、どえええええ!?」

しかもそのルックスは……。

陽太「ずんずん先生!?」

会社に常駐している、メンヘラ産業医のずんずん先生にそっくりだったのです。

小人「ずんずん先生? 俺はそんな名前じゃないぞ?」

そう言って、小人はチクリと持ってる槍のようなもので、陽太の手を刺しました。

陽太「あいた! 何するんですか!」

小人「お前のようなグズのために、わざわざ妖精界から来てやったんだ。お前の仕事を手伝ってやろうとな」

陽太「まじですか!?」

小人「まじまじ……。それで、なんだ……このボタンを押すのか」

そう言って、小人はキーボードを押しはじめました。

陽太「ああああ!? それはデリートキー!?!?!」

小人「ん? 違うのか? じゃあこれか?」

陽太「それはバックスペースキー!! ああああああ!! すべてが消えていくぅぅ!!?」



 

陽太「はっ!!」

そこで陽太は目覚めました。

陽太「今までのは夢……? ああよかった……えっもうこんな時間!?」

時計を見てみれば、もう朝の8時すぎです。

陽太「あのまま寝ちゃったのか~。あっちゃ~、どうしよう仕事終わってないよ……」

陽太が頭を抱えていると、

河合さん「出来内さん、おはようございます」

同僚がぞくぞくと出社してきました。

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自分の会社に不満を抱えている青年、出来内陽太(デキナイ・ヨウタ)。「こんな会社もうやめたい」と日々愚痴っている陽太の前に現れたのは、「産業メンヘラ医」を名乗る謎の女で……!? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で...もっと読む

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コメント

siba_pa 河合さんなかなかざっくりだな。 4年弱前 replyretweetfavorite

snsnwbb は、早く処方箋をくれぇー(゚д゚lll)!!今日中に欲しかったー!! 4年弱前 replyretweetfavorite

chiyio1011 すえた臭いって…( ´_ゝ`) QT 4年弱前 replyretweetfavorite

shimariso タイトル見ただけでどこからともなく飛んできた矢が刺さって死んだ → 4年弱前 replyretweetfavorite