ブスは「しゃくれも、すきっ歯も全部俺が受け止めてやる」という包容力の塊
秋到来である。
ひと夏の過ち(シミが増えた)を終えたブス達は、食欲の秋を迎え、太る一方。
と言いたいところだが、季節程度で食欲が出たり落ちたりするようでは、レベルが低いとしか言いようがない。ロシアの気温が「寒い」と「すごく寒い」しかないように、デブスの食欲も「ある」か、「すごくある」の二択でなければならないのである。
男が泣いていいのは、母親が死んだ時だけというが、デブスは「母親が死んでも、天国のお母さんが心配するから」という理由で、平常運転で食わなければいけないという、実に己に厳しい生き方なのだ。
だが、このように「デブ」と「ブス」は混同されがちだが、もちろん太ってないブスもいる。デブはブスの一種だが、ブスだからデブというわけではない。ブスは全てのブサイク要素を内包する単語だ。
ブスは「しゃくれも、すきっ歯も全部俺が受け止めてやる」という包容力の塊であり、抱かれたい言葉ナンバーワンであることに疑問の余地はない。なのに、ブスを抱きたい男がそんなにいないというのは大きな矛盾である。
しかし、デブは〝株式会社ブス〟の筆頭株主だ。デブなだけで、ブス扱いされている女はたくさんいる。だから日本の女は、こぞって痩せたがるのだ。
デブス様は人々に夢を与えるべく、ロマンを追い求めていらっしゃるのだ
もちろん、デブス様はダイエットのプロだ。<職業=ダイエット>と言ってもいい。
それに比べて、にわかは、たった1回でダイエットを成功させ、その後も体型をキープし、二度とダイエットをしなかったりする。「継続は力なり」という言葉を知らない恥知らずである。