「三菱グループ全額出資の結婚紹介センター」。安定した職業の男性との結婚を夢見る女性が食い付きそうなうたい文句で会員を募っているのが、ダイヤモンドファミリークラブ(DFC)だ。1972年創業の結婚相談所で、これまでの成約組数は2800組に上るという。
男性会員の年齢構成は、30代から40代で9割近くに達する。一方の女性会員は、30代が7割近くを占めるが、20代も2割以上いる。また、最終学歴では、大学院卒の男性が3割近くもおり、やはりエリートが多いといえそうだ。
気になる入会資格だが、年齢、学歴、離婚歴などの制限はないものの、加盟会社(三菱グループと推薦会社・団体)に勤務している社員(OBを含む)かその家族となっている。
そうなると一般の女性が入会するにはハードルが高そうだが、グループ社員やOB、その家族の紹介でも入会可能ということなので、つてをたどれば何とかなるかもしれない。
ちなみに、加盟会社に含まれる推薦会社・団体には、トヨタ自動車、電通、NTTグループなど、各業界のトップ企業が名を連ねており、三菱マン以外の“優良物件”も豊富という特典付きだ。
しかもうれしいことに、グループ社員の福利厚生と社会貢献を目的に設立された結婚相談所のため、「三菱グループが積極的に支援しており、経済的負担は一般的な結婚相談所に比べ少なくて済む」(DFC)。確かに、料金は原則、入会金(期間2年)の税別7万円(推薦会社・団体からの入会は同8万円、成約金は別途税別6万円)だけと割安だ。
ただし、三菱マンといえば、婚活市場における最優良銘柄の一つ。当然、競争率は高い。
2006年に経済産業省がまとめた推計によると、結婚相談所に入会している男女比は6対4。ただ、10年前とは異なり、働く女性が婚活に積極的になったことで、今の婚活市場は男性の売り手市場。この数年で男女比が逆転して、女性比率が6割に達する結婚相談所も少なくない。
婚活女性にとっては厳しい時代。そんな中にあって、DFCの男女比は3対7とさらに女性比率が高い。三菱マンをめぐる女性の競争はやはり熾烈なようだ。
ほかにも気になる点がある。入会資格のある三菱グループには、関連会社も含まれているのだ。
そのため、会員は、三菱商事や三菱東京UFJ銀行、三菱重工業といった誰もが知る企業だけでなく、そうした大企業の無名の子会社に勤務している可能性もあるのだ。
さらに、三菱御三家の一社に勤める40代社員は「三菱に勤めていれば、(DFCに)入らなくても女性からはモテる。にもかかわらず結婚できなかった男性が(DFCに)入会している印象なので、入会はあまりお勧めできない」とバッサリ。
ただし、出会いに恵まれなかっただけで、堅実で高収入な男性が多くいるのも確かだろう。競争率は高いが、一般の結婚相談所よりは、入会する価値はありそうだ。
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