出会い方なんてどうだっていい

男女が出会うきっかけはさまざまですが、ナンパや「出会い系アプリ」で出会うことに抵抗を感じる人は少なくありません。でも、下田美咲さんは「出会い方なんてどうだっていい」と断言します。それはなぜなのでしょうか?
10代の頃から身体をはって愛と契について研究してきた下田美咲さんが、男性に対して「一目置いた」「惚れた」と感じたエピソードを中心に、下田さんのユニークな持論を展開していく本連載。今回のテーマは、「出会い方」です。

「出会い系アプリでの出会いってアリですか?どう思いますか?」という質問をされることが、よくある。

世間では「合コンはまだしも、ナンパとか出会い系アプリで出会うのは、ちょっと…」という価値観がスタンダードなんだと思う。とくに、出会い系アプリに抵抗がある人は多いように見える。

出会い方なんてどうだっていい、と思う。

「出会い系アプリをやっていた奴」というレッテル

多くの人が、「出会い系アプリ」や「ナンパ」や「相席居酒屋」で出会うことに抵抗があるのは、そういう状況で出会ってしまうと、その先もずっとその人のことを「出会い系アプリをやっていた奴」という目で見てしまうし、「ナンパにノコノコついてきた奴」という目で見られてしまう、という、そのレッテルがイヤだからだろう。

けれど、そもそも、ある程度の時間を過ごした後に、具体的な印象よりもレッテルの方がインパクトが強い、というのは、問題がある。レッテルに負けてしまうなんて、その人には具体的な良さがなさすぎる。

レッテルというのは、とりあえず最初に貼られるラベルだけれども、そんなの、過ごす時間の中でいくらでも貼り替えられるものだ。

たとえば2時間会話をして、まだ「アプリに登録してるような人」としか認識されないとしたら、それは会話がつまらないからであり、その人自身のコンテンツ力がなさすぎる。

何度かセックスをした後にまだ「簡単に股を開く女」としか認識されないとしたら、その女性のセックスには良いところがなさすぎる。

どのレッテルにしたって、そう。それはレッテルが強力なのではなく、本人の魅力が弱すぎる。

私自身が出会い系アプリを使ったことがあるのかと言えば、ないのだけども、それはアプリを使うまでもないからであって、人は有名になると、全SNSが出会い系アプリ状態となる。

とくに接点がなくても「私、あなたのこと知ってます」同士というのは、どちらかが一声かければ簡単に繋がれる。知名度とは、会ったこともないのに「あなたのこと知ってます」と言ってくれる相手の量であり、知名度が上がりその数が増えるほどに、一声で簡単に繋がれるようになる相手が増える、ということだ。

一般の人が出会い系アプリでやっていることを、私は数年前から、全SNSを活用してやっていた。私にとってインスタグラムは好みの男の人を探すカタログだし、テレビさえも、そうだ。

今日はそんな中から1つのエピソードを紹介する。

Facebookで見つけた、私の好みドンピシャの彼

21歳の時に始めたYouTubeへの動画投稿がバズった後、飲み会コールで日本一になり、間もなくしてテレビにも出るようになった私は、同世代から少し下の世代の間では、わりと知られる存在となった。私は好みの異性タイプがギャル男なので、年齢的にもジャンル的にも、私が好きな感じの男の人は皆、まさに私のことを知っている層であり、とても良い流れだった。

ある日、なんとなく開いていたFacebookの「知り合いかも」の表示に、目を引く画像があった。知り合いかもの表示なので、とても小さな画像だったのだけど、シルエットで「お?」となった。ものすごく、好みの髪型だったのだ。私はギャル男ヘアーが大好きなので、顔も分からないほど小さな画像だったけれど「これは、ギャル男だな?」と思い、クリックし、その人のページへ飛んだ。

すると、今度は顔もちゃんと分かるサイズで、画像が表示された。なんと、髪型が当たりなだけでなく、顔も大当たりだった。なんだこの人、髪型のシルエット(逆毛の入った感じの、束間の強い、手間隙のかかるスタイリング)の時点でも神だったのに、顔立ちが、さらにそれを上回るクオリティではないか……!

この写真がたまたま盛れているのだろうか? そう思った私は、その人のアルバムの、他者からのタグ付け一覧を見てみた。タグ付け写真は、映りに本人の意図がない。そこなら実物に近い写りがあるはずだ。

むしろトップ画よりイケメンだった。なんてことだ。インカメの自撮り以上に、他人に撮影された写真の方がより一層かっこ良いではないか。これは、どう考えても、ガチイケメンだ。

私はFacebookに関して、リクエストが来たら全承認状態にしていたため、Facebookの「友達」が必ずしもリアルの友達ではなかった。だから「知り合いかも」に表示された人物とはいえ、この彼と自分には共通の知人などもなく、何の接点もない可能性は大いにあるけれど、とりあえず、このイケメンのことが気になる。

どんな人なんだろう……。

顔が良いのはわかったけれど、まだ、全身バランスが悪い可能性はあるし、声や喋り方などがキモい可能性もある。私なんて、まさにそのタイプだ(声と喋り方と動き)。ただ、私の場合はYouTubeで全てを公開しているし、むしろYouTubeには普段よりも数割増で振り切ってキモい姿を投稿してあるから、YouTubeを見ておいてもらえれば、ネットで誤解→生で会ってガッカリ、ってことはないだろうから安全だけれども。

彼の情報が欲しい……そう思いながらトップページを読み込んでいると、ブログのリンクを見つけた。これは何かの手がかりになるかもしれないと思い、クリックした。

彼のブログにどんどん心を掴まれていった

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下田美咲の口説き方

下田美咲

下田美咲さんという女性をご存じでしょうか。13歳からモデルをしながらも事務所には所属せず、自宅の車を宣伝カーに改造してゲリラパフォーマンスを行ったり、「飲み会コール動画」などのオリジナル動画を180本以上手がけてYouTubeにアップ...もっと読む

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takksusie |下田美咲 @shimodamisaki |下田美咲の口説き方 ふむふむ https://t.co/XBdnsc4Czx 約1年前 replyretweetfavorite

moxcha ギャル男を調べていくところがワクワク感が伝わってくる文章で良かった。レッテルの話はホリエモン話法ぽいなーと思った。 約1年前 replyretweetfavorite

SiouxsieQ5 |下田美咲 @shimodamisaki |下田美咲の口説き方 言葉への意識が高い、は、確かにグッとくるポイントだな…! https://t.co/Vr8vScOY6d 約1年前 replyretweetfavorite

moe_sugano 「レッテルに負けてしまうなんて、その人には具体的な良さがなさすぎる。それはレッテルが強力なのではなく、本人の魅力が弱すぎる。」> 約1年前 replyretweetfavorite