恋人がいる人に恐怖心を抱いてしまう

「恋愛」をすることにハードルの高さを感じたことはありませんか。今回牧村さんの元には「他人を恋愛対象として好きになれず、パートナーがいる人に恐怖心を抱いてしまう」というお悩みが届きました。実は牧村さん自身も、自分の恋愛や性的指向はよくわからない、と言います。というのも、そもそも「恋愛」や、「性的指向」といったものは「なかった」ことに気づいたからだそうです。私たちが普段認識している「恋愛」や「性的指向」とは一体どのようなものなのでしょうか?

※牧村さんに聞いてみたいことやこの連載に対する感想がある方は、応募フォームを通じてお送りください! HN・匿名でもかまいません。

理解ができないもののこと、人は「恐い」と思うわね。

今回いっしょに考えさせて頂きたいのは、「パートナーがいる人に恐怖心を抱いてしまう」とおっしゃる、にこさんからのご投稿です。

はじめまして。にこと申します。20代女性です。
私は他人を好きになるという感覚がわからず、セクシャルマイノリティの方にかぎらず、パートナーがいらっしゃる様々な方々に恐怖心をいだいてしまいます。

というのも、子供時代から大人になっても他人を恋愛対象として好きになれないからです。
どうして他人を恋愛感情をもって好きになれるんだろう……そればかり疑問に思います。
女の人、男の人、そうでない人、それぞれに好意をもったことがあります(女の人ならかわいい、男の人ならかっこいい、どちらでもないひとなら、素敵という感情です。)が、私は恋愛感情には発展せず、20歳を越えても自分の性的指向がわかっていません。
「こんな不誠実な自分のまま相手と付き合えるのだろうか」「相手に失礼ではないだろうか」と不安になり、一度もお付き合いをしたことがありません。

(ご投稿を一部編集の上で掲載しました)

お話下さってありがとうございます。

実は私も、自分の恋愛とか性的指向とかよくわかりません。「ま、いっか」って思っています。この連載のタイトルは「女と結婚した女だけど質問ある?」というものですが、そうして書かせて頂くからにはと“恋愛”とか“性的指向”という概念について勉強した結果、こんなことがわかったからです。

「恋愛なんて……恋愛なんて、最初からなかったんだ……!!」(ドドーン)

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
ハッピーエンドに殺されない

牧村朝子

性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Nimono4134 @LiQuor_cheRry https://t.co/Us7IxUsdot 2年以上前 replyretweetfavorite

Yoshirorossi  確かに結婚=恋愛とは少なくとも憲法には書いてないな…って思った。 2年以上前 replyretweetfavorite

matake120 あーこれはすてきですね "女と結婚した女だけど質問ある?牧村朝子 2年以上前 replyretweetfavorite

nao_2205 いろいろと考えさせられながら読んだ。かつて「私の恋」と「あの子の恋」は同じ恋という括りでも別物だと感じたことがあったけど、こういうことだったのかもしれない。 https://t.co/FLcA8WmJp2 2年以上前 replyretweetfavorite