自分の値段、勘違いしてない?汗水たらせない病【後編】

紹介された会社に「給料が低い」と文句ばかりつけるSEの貞三(テイゾウ)くん。転職エージェントのお姉さんは「給料は転職市場における自分の値段なのだ」と諭しますが……。果たして貞三くんは、自分の市場価値を見つめ直し、納得のいく転職先を見つけることができるのでしょうか? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で人気のずんずんさんの連載です。


転職エージェントは好きですか?

好きか嫌いかと言われれば、あんまり……と答える人が多いのではないでしょうか。

なんだか、冴えない仕事を渡されたり、調子のいいことを言ってきたり、しまいには「あなたに紹介する仕事はありません」……なんてことを言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
ここで勘違いしてはいけないのは、転職エージェントの彼らも「仕事」としてあなたに仕事を紹介しているということです。

あなたの今の能力に値段をつけて、転職市場でできるだけ高値で売るのが彼らのお仕事であることを忘れてはいけません。

なので、転職市場で自分の「お値段」を知るためには、とてもいいサービスです。


お値段とは何かと言いますと、つまりはお給料のことです。お給料は、あなたの能力と経験によって培われたサービスの対価として支払われています。

持っている経験や能力が低い業務に対しては、低い対価(=給料)しかもらえません。

そのため、今の仕事から他の業種や職種に移ったりすると、その転職先で求められる能力が低いとみなされ、それに伴いお給料も安くなります。

言い換えれば、経験や能力が高ければ、給料も高くなるという単純なお話です。

転職するときはここを勘違いしてはいけません。

もっと面白そうな仕事に就きたいと思ったとき、就きたい仕事に自分の能力が見合っていなかったらどうしたらいいでしょうか。

一旦、給料を下げて間口を広げたり、経験を得るために人の倍働かなければいけないかもしれません。そして、転職先を踏み台にして、さらに転職する方法もあるでしょう。

しかし、給料下げてこき使われるなんて、こんなこと誰もやりたくありません。そのため逆に言えば、別の業界や職種への転職には、高確率で採用されるチャンスが潜んでいるということです。

そのチャンスをつかんで、その後汗水たらして苦労する覚悟はあるでしょうか。

新卒で「ちょっといいところ」に入ってしまった人にはこの覚悟がありません。もっといい仕事はないかなぁといつも漫然と考えています。

考えている間は、今いる場所が一番いいところです。今いる場所に居続けることも生存戦略の一つです。

ですが、何か新しいことを始めたいのなら、汗水たらして泥水をすする、そんな覚悟も必要なのかもしれません。


貞三くん「泥水をすする覚悟……」

エージェントのおねーさんが書いてくれた処方箋を読んで、貞三くんは、

まじそんなの嫌だな

と思いました。

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自分の会社に不満を抱えている青年、出来内陽太(デキナイ・ヨウタ)。「こんな会社もうやめたい」と日々愚痴っている陽太の前に現れたのは、「産業メンヘラ医」を名乗る謎の女で……!? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で...もっと読む

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コメント

nananagai_jp 女の子のいる職場だったら、汗水たらして泥水をすすれるようになるはず… 3年以上前 replyretweetfavorite

zunzun428 今週も童貞をよろしく!→ 3年以上前 replyretweetfavorite

zunzun428 後編がでました!よろしくお願いします〜 3年以上前 replyretweetfavorite