こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
大きな台風が日本を通り過ぎて大きな被害を残しました。これほど毎年毎年来るのに、完全な対策が難しいのが自然災害ですね。
少しずつ気温も下がってきたようで、季節はいよいよ秋を深めてきます。秋という季節を一番実感させるのは何と言っても和食。秋刀魚の塩焼き、松茸の土瓶蒸し、ぎんなんなどをいただきます。これらには日本酒が本当に合うので、秋は太ってしまいますね。
さて、今回は「別れた後家に置いてある荷物どうするの問題」について考えてみましょう。
先日のこと。5時間半の手術を終え、手術室の休憩室で遅すぎる昼食を食べていると、後輩医師が「先生、実は付き合っていた彼女と別れてしまったんです」とおもむろに言ってきました。
理由を詳しく聞くと、結局のところ彼女が「若すぎる」ということと「学歴が無さすぎる」という二つの理由でふってしまったようなんです。
いやちょっと待てよお前、と私はいくつか疑義を表明しました。「若すぎる」って言われてもそんなこと付き合う時に分かるだろうし、付き合うのに学歴は関係ないのでは、と話しましたが彼は「どちらも結婚相手としてはダメですから」とばっさり。年齢なんて男の方が平均余命が10年くらい女性より短いんですから、10歳下だとすると自分が死ぬ時相手はまだ60歳代。恋が出来る年齢ですよね。ちょっと早死にしたら50歳代ですから、再婚だって出来るし相手にとってもいいのでは……と言ったら、「そんなことありませんよ、若いってことは浮気リスクだって高いんですから」と。なるほど一理ありますねえ。
でも学歴はどうなの?と尋ねると「学歴が無いと、子供の教育ができないでしょう」と言う。「じゃあ自分でやればいいじゃん」と言ったのですが、「先生だって外科医を真面目にやってたら子育てなんかする暇ないじゃないですか、第一高卒の母だったら『子供も高卒でいい』と言う可能性もありますし。」とのこと。確かにそれはありますね。まあなんとなく納得したんですが、今度はこんなことを言ってきます。
「別れたのはいいんですが、相手の化粧品やらパンツやらパジャマやらランニンググッズやらが僕の家にあって、僕の服なんかも相手の家にあるんです。これ、困ったなーと思っていて」
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