牧村朝子
同性愛者だと両親にばれたら泣かれてしまう。そう思うのが辛いです。
これまで読者からの多くの質問に答えてきた牧村さん。今回は「同性愛者であることが両親にばれたらきっと泣かれてしまう。そう思うのが辛いです」という投稿に向き合います。牧村さん自身だけでなく、「自分の同性愛を治そう」としてきた人は昔から何人もいるそうです。今回はそのうちの一人を取り上げて先人の生き方に学びます。同性愛を治そうとしたある男性がたどり着いた結論とは、どのようなものだったのでしょうか。
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本連載を読んでくださるあなたに、あらためてお礼したく思います。連載は今回で103回目。お寄せ頂いたご投稿は120を超えました。すべてにお返事できてはいませんが、ひとつひとつ拝読しています。
今回はこの、120を超えるご投稿のうち、もっとも短いこちらにお応えしたいと思います。
同性愛者であることが両親にばれたらきっと泣かれてしまう。そう思うのが辛いです。
以上、全文そのままです。私はこの一行を見つめたまま、しばらく画面をスクロールできなくなってしまいました。
ご投稿をくださった方と親御さんとが、どんな方々でいらっしゃるのか私にはわかりません。ですので、何も知らないまま「大丈夫、きっとわかってもらえるよ!」なんて励ますよりも、先人に学ぶつもりで、今日はこの人の人生をひいて考えてみたいと思います。
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この連載について
牧村朝子
性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む
著者プロフィール
タレント、文筆家。2010年、ミス日本ファイナリスト選出を機に芸能界デビュー。2012年渡仏、フランスやアメリカでの取材を重ねる。2017年独立、現在は日本を拠点とし、執筆・メディア出演・講演を続けている。夢は「幸せそうな女の子カップルに"レズビアンって何?"って言われること」。出演『ハートネットTV』(NHK総合)ほか、著書『百合のリアル』(星海社新書/2017年、小学館より増補版刊行)『ハッピーエンドに殺されない』(青弓社/2017年)ほか。愛称は「まきむぅ」。