第13回 忘れられない母の一言【あるキモい男の出自 ②】

男子も女子も、どんな人でも小さい頃にちょっとエッチなマンガでドキドキしたことがあると思います。今週は二村ヒトシさんにとっての性の目覚めのマンガ『ドロロンえん魔くん』にまつわるお話。読めばきっと久しぶりに実家に連絡したくなるんじゃないでしょうか?(『月刊エンタメ!』(徳間書店)2012年3月号より転載)

 もうすぐ春ですね。昨日も朝からスタジオに行って、そこにいた美少女に「えっ。おい。なんだか最近あそこが濡れっぱなしだそうじゃないか? ああ?」と話しかけてきましたが、まさか子どものころは、自分がそんなことをしてお金がもらえる職業に就くなんて思ってもみませんでした。

 思ってもみませんでしたが小学生のころからすけべだった僕は、ある日、小学校にすけべな本を持っていき、休み時間に読んでいたのです。それは永井豪の『ドロロンえん魔くん』というマンガでした。

 どういう内容のマンガかというと、えん魔くんは地獄からやってきたヒーローで、閻魔大王の甥っ子です。人間を苦しめる悪い妖怪どもをやっつけるのです。相棒はカッパのカパエルで、ガールフレンドは雪女の美少女・雪子姫です。

 善良な人間の両足をつかんで股をひろげて股を裂いてしまうという悪さをする「マタサ鬼」という下らない名前の妖怪が出現しました! えん魔くんたちは戦いを挑みますが、戦いのさなか、雪子姫は捕まって足をつかまれてしまいます。ところが雪子姫は、キャラ設定として、つねにふともももあらわなミニスカのようなたけの和服を着ており、その下はノーパンなのです。つまり『ドロロンえん魔くん』はエッチなマンガだったのです。

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キモい男、ウザい女。

二村ヒトシ

アダルトビデオ監督・二村ヒトシさんが、男女の関係性を探り、自分自身を語っていく連載です。現代の日本に生きる私たちほぼ全員が「キモチワルい男」であり「めんどくさい女」であるという、恐ろしすぎる【見立て】からはじまるこのお話。なぜ現代の恋...もっと読む

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コメント

yumirishamo えん魔君読み返したい、と思ったら実家だ。雪ちゃんのセリフがいつも秀逸。しかしこの子にしてこの母あり< 約5年前 replyretweetfavorite

larcfortdunord 『やるっきゃ☆騎士』および遊人作品で育った俺でもsynpathizeな記事。 約5年前 replyretweetfavorite

sakucherryna 親が社会から守ってくれた体験って大人になる過程に多大な影響と自己肯定感を与えてくれる。私も父が守ってくれた体験、フラッシュバックするくらい覚えてる 約5年前 replyretweetfavorite

tatsuya1965 とてもいい話だ。 約5年前 replyretweetfavorite