吉松徹郎(株式会社アイスタイル)vol.3 ビジネスの大きな穴が、ガバっとあく気配がする

社会の地殻変動で、インターネットに匹敵するような、ビジネスの大きな「穴」がまたあく気配がすると話す、アイスタイルの吉松徹郎さんと藤野英人さん。しかも、そのチャンスをつかむのは、日本の優秀な若者かもしれません。日本には元気な企業がたくさん隠れているという話にも、勇気が出ます。

優秀な若い人に、ジェラシーを感じます

吉松 社会の穴を埋めるのが起業家の役割、という話がありました。いま藤野さんがたくさんの社長を見られていて、最初から大きな穴を狙いに行く人と、小さな穴をちょこちょこ埋める人、どちらのタイプの社長が多いと感じますか?

藤野 そうですね、今は二極化している印象があります。雲をつかむようなことを言って、実際に実現できていない人と、すぐ埋まるような小さな穴ばかり発見している人。いま伸びている人は、そこそこの穴を見つける能力を持った人ですね。

吉松 そこそこの穴、ですか。

藤野 マーケット全体で10億くらいの穴は、埋めた後の広がりがないから、お金も集まらない。逆にマーケット全体で1兆だと、その人の手に負えない可能性がある。そこで、100億〜150億くらいのちょうどいいマーケットで、かつそのマーケットが年々大きくなっていくところが「そこそこの穴」ですね。かつてのインターネットが、まさにこれだったんですよ。

吉松 ああ、昔のインターネットは小さなベンチャーが参入できるくらいの穴だったんですね。今は穴が巨大になってきたから、この時代にサイバーエージェントの藤田(晋)さんみたいな「21世紀を代表する会社を創る」という若手が出てきても、雲をつかむような話になってしまうかもしれませんね。

藤野 そうですね。でもいまは、そのインターネットという領域に、また小さな穴があいているんですよ。例えば、2000年の初頭に「クックパッド」のサービスは成り立たなかったかもしれないけど、2005〜2006年あたりから成り立つようになってきましたよね。

吉松 地殻変動で、穴の位置や規模が変わるということですね。

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日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本企業の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談連載。50歳未満の「アニキ編」と50歳以上の「オヤジ編」の2編...もっと読む

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sadaaki 藤野英人さん @fu4 による、アイスタイルの吉松社長のインタビューの3回目。ウェブに役員の写真がある会社の株価が上がっているという話、おもしろいなあ。本気かどうかということですよね。/ビジネスの大きな穴が、ガバっとあく気配がする| https://t.co/fZ4pJRmXpF 5年弱前 replyretweetfavorite

yaiask 13:17まで無料。株価の上下を見極める決め手は、経営者の写真?アイスタイル吉松社長と投資家藤野さん @fu4の対談も公開 →vol.3 ビジネスの大きな穴が、ガバっとあく気配がする|cakes(ケイクス)https://t.co/6GfaavQSKg 5年弱前 replyretweetfavorite