吉松徹郎(株式会社アイスタイル)vol.2 起業家とは、穴を埋める人である

結婚式の前日も徹夜で事業計画書をつくっていたという、アイスタイルの吉松徹郎さん。起業するつもりがいっさいなかった吉松さんが、なぜアイスタイルを立ち上げることになったのでしょうか。そして、そんな吉松さんが「腑に落ちた」、藤野さんが提案する起業家の定義とは?

見つけたビジネスを実現する場所がほしかった

藤野 今度は起業の経緯をおうかがいしていきます。アクセンチュアに勤務しながら、起業することになったきっかけは何だったのでしょうか?

吉松 大学時代の友人だった取締役の山田メユミが、化粧品に関するメールマガジンを出していて、それにばんばん返信がくるのを見たんです。当時、女性のインターネット使用率って1.2%だったんですよ。でも、ネットでコスメの情報を得たいと思っている人はこんなにいるのかと。
 それで、cosme.netっていうドメインがほかで登録されていないか調べてみたら、あいてたんですよね。化粧品業界は、まだネットに注目してないのか、と思いました。それで早速そのドメインを取得して、化粧品業界について調べていきました。

藤野 なるほど。

吉松 そうしたら、広告宣伝費が大きいなど、いろいろ特徴が見えてきたんです。ここで、ネットを利用した、広範な顧客データベースプラットフォームができたら、かなり状況が変わるだろうなと確信しました。

藤野 アクセンチュアに所属しながら、新規事業というかたちでやろうとは思わなかったんですか?

吉松 それも考えました。事業計画書を先輩に見せて相談したんですが、アクセンチュアはクライアントのニーズに応えるのが仕事ですから、あてはまるところがなかったんです。せっかく見つけたビジネスを、どこも実現できる場所がなかったから、起業した。それだけなんですよね。

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コメント

yaiask 13:27まで無料。アイスタイル吉松社長は、 ネットの「トキワ荘」出身だったんですね。楽しそうでうらやましい → vol.2 起業家とは、穴を埋める人である。|藤野英人 @fu4| 5年以上前 replyretweetfavorite

sadaaki 起業は「世の中に空いている穴を埋めること」というのはよくわかるなあ。 5年以上前 replyretweetfavorite

hirarisa_LV0 新宿ルミネエスト地下の@cosmeはちょうどいい時間つぶしができていつも立ち寄ってまう。  5年以上前 replyretweetfavorite