欧風カレーとは
日本で一般的にみんなが食べているカレーは、欧風カレーです。カレーのルーでつくる、おなじみのあのカレーですね。
欧風とは、ヨーロッパ風ということです。そもそもヨーロッパにカレー文化は存在しません。それなのに、日本には欧風カレーなるものが存在する。しかも、かなりの人気です。不思議ですね。特徴は、うま味やコクが効いていることと、ほどよくとろみがあってのど越しが重たいこと。イメージ的には、ホテルのレストランで出てくるビーフカレーのようなものです。
うま味は、ブイヨンなどのだしによるものです。コクは、各種隠し味から生まれます。玉ねぎをしっかりと炒めて味を凝縮させることも肝心。とろみは小麦粉を使うことが多い。結果、濃厚な味わいが生まれ、ご飯が進みます。
意外に思うかもしれませんが、実は、市販のカレールウで作るカレーは、これらの要素を兼ね備えています。だから、ルウカレーはおしなべて欧風カレーの範疇に入る。ルウを使っているにも関わらず、家庭で作るカレーの領域におさまらない、とびきりおいしいカレーを作ることが目指すべきゴールです。
スパイスの香りや刺激よりも、うま味やコクを大事にしているカレーが欧風カレーです。毎日食べられる、みたいな軽やかさよりも、ハレの日のカレーというリッチな気分を味わいたいときにぜひ作ってみてください。
まずは早速、レシピです。
欧風カレーのレシピ
【材料・4皿分】
紅花油 大さじ2
赤唐辛子(半分に折る) 1本
玉ねぎ(くし形切り) 2個
塩 少々
香味ジュース
・にんにく(すりおろし) 1片
・しょうが(すりおろし) 1片
・にんじん(すりおろし) 1/2本
・セロリ(すりおろし) 1/2本
・水 200ml
バター 10g
牛肉 400g
赤ワイン(水でも可) 100ml
水 250ml
隠し味
・しょう油 小さじ2
・はちみつ 大さじ1
・ローリエ(あれば) 2枚
カレールウ 4皿分弱
【作り方】
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