一般的に、「付き合っている人がいる」という話題になると、まず「何してる人?」と訊かれるけれど、きっとこれは、暗に収入の見当をつけようとして訊いているのだと思う。「どのくらい稼いでる人?」をオブラートに包むと「(仕事は)何してる人?」になるんだと思う。
私が「奢ってもらわないと困る」と公言しているからなのか、私が「付き合っている彼がいる」という話をした場合、必ずと言っていいほど「その人、お金持ちなの?」と訊かれる。身も蓋もないこと訊いてくるな、と思うのだけど、みんな私には訊きやすいらしく、すごくよく訊かれる。そして私が「いや、とくに」と答えると「あ、でも、将来有望なんだ?」「出世しそうな感じなんでしょ?」と、デジャブかと思うほど、みんな同じ食い下がり方をしてくる。
お金持ちなんて求めていない
「お金持ち」と付き合いたがる女の人は多いし、結婚相手に関しては「将来的に出世しそうか」を重要視して査定している女の人が多い。しかし、私は、付き合う相手に(結婚相手でも)お金持ちであることは求めていないし、出世に関しても期待していない。
なぜなら、そういう男性は、私とキャラが被るから。
私は中学生の頃から「25歳までに、下田美咲という肩書きで、お金を稼げる人になる」と決めていて、25歳のとき、本当にそうなれていた。お金のことなんて考えないで暮らすためにお金持ちになりたいと思い続けてきて、それにはいくらくらい稼げたら良いのだろう?と考えて、自分で決めていた月収も、26歳でクリアした。
今は、お金を理由に諦めていることや、お金の問題で我慢していることが1つもない暮らしをしていて、もう、これ以上稼げるようになっても、貯金が増えるだけで、暮らしとしては変化する余地がないなーと思うほど、何の不自由もない生活を手に入れている。
なぜ、私がそうなれたか、と言えば、それは私が成功哲学の持ち主だったからだ。
成功するような人は、基本的に皆、頭のテンプレートが一緒だ。それはいわゆる「成功哲学」と呼ばれているやつなのだけど、既にお金持ちになれていたり、今にも出世しそう感のある男性というのは成功哲学の持ち主で、つまり、私と頭のテンプレートが一緒だ。
だから、どんな話をしていても、考えてることが手に取るようにわかる。意外性がゼロだ。お金持ちの男の人や出世しそう系男子と会話をしていると「あれ、この会話、私が書いた台本だろうか?」と思うほど、話の展開が読める。相手が答える前から答えが分かる。
それに比べて稼げない人は…
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