こんにちは、きのコです。
前回までは、同棲中のAさんとのエピソードについてお話してきましたが、今回は私のもう一人の恋人Bさんとのお付き合いの中で、私が嫉妬心を抱いた時のことについてお話したいと思います。
連載の第2回目でお話した通り、ライブバーのイベントで出会い、お付き合いすることになったBさんと私。
Bさんと付き合い始めるにあたって、私はもちろん自分がポリアモリーであること、既にAさんという恋人がいることをカミングアウトし、そのことについて彼の合意を得ていましたが、彼もまた、自分がポリアモラスであるという自認をもった人でした。
「それなら、モノガミー(お付き合いは1対1でするもの、という考え方にもとづいたライフスタイル)だったAさんと違って、お付き合いは楽そう」と思う方もいるかもしれません。
けれど実際には、Aさんの時とはまた違った難しさが、私たちを待ち受けていたのです。
まだ1ヶ月も経ってないのに…
Bさんと付き合い始めて数週間後。ある日突然、私は彼から、
「実は、恋人ができました。もちろん、きのコさんという恋人がいることは伝えてあります」
と打ち明けられたのです。
(えっ…私たちまだ付き合って1ヶ月も経たないのに、もう別の恋人ができたの? もしかしてBさん、私に飽きちゃったのかなぁ。これからもどんどん恋人が増えていくのかも…寂しい…)
Bさん曰く、新しい恋人はSNSで昔からつながりのあるDちゃんという人だそう。
(私より昔からの知り合いなんだ…きっとBさんのことを、私よりよく知ってる人だよね。どんな人なんだろう、もっと詳しく知りたい。見た目は? 年齢は? 職業は?)
その日のデートの帰り道、私は今まで感じたことのない不安に襲われていました。
そうして、Dちゃん・Bさん・私のお付き合いが始まったのです。
デート中に何度も電話をしてくるDちゃん
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