会社の行事って嫌ですよね。
特に休日に行われる会社の行事とか、参加しなければいけなくなった日には
会社、焼け落ちちゃえばいいのに……。
って思いますよね。
毎日会っている会社の人と週末会うのもうんざりですし、なぜ、給料も出ないのに自分のプライベートを犠牲にしなきゃいけないのか、会社の行事も仕事の一部と言われても納得できない、その気持ちわかります。
しかし、偉大なる会社様は、別に従業員のストレスをためるためにイベントを設定しているわけではありません。飲み会でもなんでも会社の行事というのは、従業員同士のコミュニケーションを円滑にするために存在します。
会社において、仕事ができる・できないだけで評価されていたらそれはそれで楽な世界ですが、世の中そうも言っていられません。
人間にはだれでも好き嫌いが存在します。
この人のことは好きだから、この人の頼まれごとなら早くやってあげようだとか、
あの人のことは苦手だから、あの人の仕事はひとまず置いておこうだとか、
社内の人間関係が良好かどうかによって、仕事の円滑さにも差が出るのです。
つまり、会社の同僚や先輩と仲良くすることで、仕事の効率は良くなります。そして、会社のなかでの評価基準も人によってさまざまです。
仕事の成果だけを見るスーパークールな人もいれば、みんなと仲良くできる力、社内営業力を見る人もいます。もちろん、学歴を重視する人だっています。
そんななかで、できるだけ多くの人から自分がより高く評価される方法は何なのか、を考えていかなければいけません。
行事の多い会社に勤めているのならば、その会社では、社内の人間との関係構築力、コミュニケーションの円滑さが評価されている可能性が高いと言えるでしょう。
また会社の行事というのは、いつもなら関わりがない人と話せるチャンスでもあります。普段関わりのない人のなかには、社長や専務などの会社の重役たちも含まれます。
偉い人達もしょせんは人間です。好き嫌いで行動することがほとんどです。気に入られれば、何か大きなチャンスが得られるかもしれません。
会社の行事は面倒くさいものです。ですが、面倒くさいと言って低いモチベーションで臨んでいては、身体は行事に参加していても、心は内にこもったまま、参加していないも同然です。
そして、その気持ちは相手にも伝わります。そんな状態では、得られるものも得られません。
せっかく、貴重な自分の時間を使うのです。一つでもチャンスをつかむために、行事を楽しんで、多くの人と触れ合ってみてください。
河合さん「多くの人と触れ合う……」
むぅと河合さんは首をかしげました。
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