結婚よりも、どうすれば自分が幸せかを考えるべき

「他人と自分を比べても苦しくならないコツ」について、フランス在住の中村さんが考える本シリーズ。前回は、まずは自分が生きづらい環境にいることに気づこうというお話でした。今回は、この苦しみを和らげる"方法"について、中村さんが海外で婚活をしたときのエピソードをもとに探っていきます。

ここ数回のパリジャン十色では、「他人と自分を比べても苦しくならないコツ」についてお話してきました。

私たちは今とてつもなく生きづらい環境に生きていて、いつのまにか心と身体がポキッと折れてしまう人も少なくありません。前回は、こうした生きづらさにまずは気づき、その原因について考えてみることが、他人と自分を比べても苦しくならないでいるための第一歩だとお伝えしました。

そして今回はいよいよ、他人と自分を比べても苦しくならないためにはどうすればいいのか、その具体的な方法についてご紹介していきたいと思います。

……と、なんだか偉そうに書いていますが、私自身いまだに他人と自分を比べることはやめられませんし、比べて心がざわつくこともしょっちゅうあります。でも、むやみに他人と比べて苦しむことは、以前に比べて少なくなってきました。

なぜ、いまの私は以前より苦しまずにいられるようになったのか、そのきっかけや理由について、私自身の経験を交えながらお話していこうと思います。

世界婚活の道中で出会ったヒント

この連載でも何度か触れていますが、私は30歳を前にして「結婚しなきゃ」と焦り、海外で結婚相手を探す「世界婚活」の旅に出ました。その結果、いまはフランス人の男性と結婚してフランスに住んでいます。私がそのコツを習得できたのはほかでもない、この旅で出会った人たちに、苦しみから抜け出すヒントを教えてもらったからなのです。

世界婚活では現地の外国人だけでなく、SNSや知人を通して知り合った、海外在住の日本人女性たちにも会いに行きました。そして、各国での暮らしや恋愛・結婚に対する考え方にいたるまで、いろいろと詳しく話を伺ったのです。すると不思議なことに、彼女たちは知人同士でもないのに、口をそろえて同じアドバイスをくれました。 それは、

「結婚するより、まずは自分がどうあれば幸せかについて考えるべき」

というものでした。このアドバイスを聞いたとき、私は「なにがなんでも結婚すべき」と思い込んでいたのでピンとこず、「結婚以前に考えることがある」とか「自分の幸せ」なんてことを言われても、正直よくわからなかったのです。

私がようやくその意味を理解できたのは、世界婚活の最終地点、パリに移住してからのことでした。

パリに住んで気づいたこと
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パリジャン十色

中村綾花

“花の都”と称され、雑誌やテレビでもその優雅なイメージが特集されることの多い、フランスの首都・パリ。パンやスイーツはおいしいし、ファッションは最先端だし、歴史ある建物たちも美しいし、住んでいる人もおしゃれな人ばかり……と思いきや、パリ...もっと読む

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コメント

Eryyyyyyyy これは、巷でよく言われる格言や提言の文章版であるようで、エッセイ形式に著者自身の経験に基づいてて具体的で自分の中におとし込みやすいのでオススメ--- 11ヶ月前 replyretweetfavorite

nanamurananako 「自分がどうあれば幸せか」これを軸におけば人生楽しくなるね。世界婚活したい!! 11ヶ月前 replyretweetfavorite

tomy_f 個人を大切にするっていうのはこういうことだと思う。自分を中心にものごとを考え、社会的にどうすべきかより自分がしたいことをする 11ヶ月前 replyretweetfavorite

wkwkstr  いいね いつも自問自答 11ヶ月前 replyretweetfavorite