孤独を貫け

未来の子孫のために「いま」をあきらめよ

漫画家・小林よしのりと、「読書のすすめ」店主・清水克衛による白熱対談。第4回は、日本人から失われつつある「公」の精神について。私たちが「この考え方」を受け入れられるかどうかで、日本の行く末が決まる? 仕事、青春、読書、恋愛、人づきあい……若者たちへの熱いメッセージが詰まった対談集、『孤独を貫け』より、一部を抜粋してお届けします。

あなたは「この考え方」を受け入れられるか?

清水克衛(以下、清水) 東日本大震災のときは、日本人が「公」の精神を見せましたよね。暴動も起こさず、みんなちゃんと並んで順番を待つとか。その姿を見た外国人から驚いたという話も聞こえてきました。ああいう非常事態が起こらないと、日本人の公共心は出てこないんでしょうか。

小林よしのり(以下、小林) あのときは、被害があまりにも大きかったからね。わし自身、国が滅びるんじゃないかというほど強い衝撃を受けて、その勢いで描いた『国防論』なんかは、ちょっとトチ狂ってるところもあった(笑)。でも日本人にはすぐに諦観する感覚があるから、わりとすぐもとに戻りましたよね。欧米人は自然に対抗するんだけど、日本人は大昔から、自然災害に襲われて壊滅しては、またそこに家を建てるということをくり返してきた。災害が起きたときは「ああ、やっぱ自然には負けるわ」と思うんだけど、「まあ、次はしばらく来ないだろう」と思って、復旧するわけ。

清水 震災で出てきた日本人の公共心は、一時的なものだったんでしょうか。

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孤独を貫け

--- - "小林よしのり" - "清水克衛"
イースト・プレス
2016-05-15

この連載について

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孤独を貫け

清水克衛 /小林よしのり

小林よしのりは、本当に「ネトウヨの親玉」なのか? そんな問いからスタートしたこの対談。話が深まるにつれ、小林氏の「真意」と「本音」が明らかになっていきます。仕事、青春、読書、恋愛、人づきあい……悩める若者たちへの熱いメッセージが詰まっ...もっと読む

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コメント

nakasan2234 小林さんって、どうしょうもない右翼かと思ってたけど、良いこと書いてる。 https://t.co/DlITGtb7qP 1年以上前 replyretweetfavorite

hamakihito 目先の利益しか考えない強欲老人には頼れないので、若者は自分たちの発想でどうにかできる道を探して乗り越えなきゃいけないかなと思っている。 1年以上前 replyretweetfavorite

cucciolo_rs16 本当の「公(おおやけ)}」とは? 1年以上前 replyretweetfavorite

freeman_as これはなかなか面白い連載始まった。 いまをあきらめるというより、今までの生き方を見直せってことなんだろう 1年以上前 replyretweetfavorite