U・Iターン転職は「骨を埋める」覚悟で
東京や大阪などの大都市に住んでいる人が、地方で仕事を探すU・Iターン転職。これには、地方に仕事がないという事情を抜きにしても、大都市で転職するのとはまた違った難しさがある。
ここでは東京在住の人が、実家の事情で九州に帰るUターン転職を想定して話を進めよう。
まず、東京では地方の情報を集めにくい、という情報面での壁がある。そして、時間や交通費を考えると、それほど頻繁に足を運ぶわけにもいかない、という物理的・金銭的な制約もある。九州まで飛行機で往復すれば、普通料金だと往復で約7万円だ。ホテルに宿泊したりすれば、10万円近い出費になってしまう。転職活動が長引くようなことになれば、相当の出費を覚悟しなければならない。
ちなみに交通費の負担は、一次面接は自己負担、二次面接以降は会社負担、というパターンが一般的だ。採用が決まった後も、引っ越し費用を全額負担してくれる企業が全体の3割程度となっている。
しかし、Uターン転職に失敗する最大の原因は、本人の感情にある。
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