第6回】食いはぐれない仕事

需要が供給を上回る仕事、現場が過酷でなり手の少ない仕事。そんな中からシステムエンジニア、料理人、建設作業員、看護師に焦点をあて、それぞれの業界事情を探った。

【システムエンジニア】
給料1.5倍も珍しくなく
ソーシャルゲームへの転身増加

 世界中でIT化が進む中、引く手あまたとなっているのが、コンピュータシステムの設計や、システム開発のプロジェクト管理を行うシステムエンジニア(SE)。SEといえば、ひとまとめにされがちだが、その仕事内容と年収は千差万別だ。

 図2‐3を見ていただきたい。主にシステム開発に携わるエンジニアたちの階層と年収を図示したものだ。ITコンサルタントを頂点に、完全なヒエラルキーが形成されている。

 まずは、頂点に位置するITコンサルタント。年収は1000万円以上で、顧客の要望を聞いてシステムの全体像を決定するという重要な役割を担う。

 それに従い、システムの設計図を作るのがSEだ。年収は500万~900万円と幅がある。大がかりなプロジェクトになれば、数人~100人規模のSEを束ねる人材が必要となる。それがプロジェクトマネジャーで、年収は1000万円前後となる。

 そして、SEの指示に従って膨大なプログラムを入力するのがプログラマーだ。年収は400万~500万円と低い。最近は、SE自らプログラマーの仕事をすることも増えているが、あくまでSEの下請けとの位置付けだ。

 また、完成したシステムを24時間3交代で運用・監視する職種もある。年収は300万円前後だ。

 だが最近、キャリアアップが「難しくなっている」(藤田孝弘・アデコ人材紹介サービス部課長)。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

週刊ダイヤモンド

この連載について

初回を読む
給料と仕事 将来比較【Part 2】給料が増える仕事 減る仕事

週刊ダイヤモンド

世の中には多種多様の職業がある。職業の数に合わせて、給料も千差万別だ。では、いったいいくらぐらい稼いでいるのだろうか。話題の仕事や人気の職業を中心に、最新の、そして今後の給料事情を探った。 ※この連載は、2012年7月14日号に...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード