【システムエンジニア】
給料1.5倍も珍しくなく
ソーシャルゲームへの転身増加
世界中でIT化が進む中、引く手あまたとなっているのが、コンピュータシステムの設計や、システム開発のプロジェクト管理を行うシステムエンジニア(SE)。SEといえば、ひとまとめにされがちだが、その仕事内容と年収は千差万別だ。
図2‐3を見ていただきたい。主にシステム開発に携わるエンジニアたちの階層と年収を図示したものだ。ITコンサルタントを頂点に、完全なヒエラルキーが形成されている。
まずは、頂点に位置するITコンサルタント。年収は1000万円以上で、顧客の要望を聞いてシステムの全体像を決定するという重要な役割を担う。
それに従い、システムの設計図を作るのがSEだ。年収は500万~900万円と幅がある。大がかりなプロジェクトになれば、数人~100人規模のSEを束ねる人材が必要となる。それがプロジェクトマネジャーで、年収は1000万円前後となる。
そして、SEの指示に従って膨大なプログラムを入力するのがプログラマーだ。年収は400万~500万円と低い。最近は、SE自らプログラマーの仕事をすることも増えているが、あくまでSEの下請けとの位置付けだ。
また、完成したシステムを24時間3交代で運用・監視する職種もある。年収は300万円前後だ。
だが最近、キャリアアップが「難しくなっている」(藤田孝弘・アデコ人材紹介サービス部課長)。
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