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第2回】保険料の4割は高齢者へ上納 医療保険制度の不都合な真実

世界に冠たる日本の国民皆保険制度が危機にひんしている。サラリーマンの保険料の4割は高齢者医療のために召し上げられ、複雑怪奇な資金のやりとりが、負担と受益の関係を覆い隠す。

 夕方の東京・新宿、早めに仕事を切り上げた商社マンの橋田洋一さん(仮名・50代)はビルの一室に入った。

 「もう右と左のどちらか分からなくなってきましたね」と言うスタッフに右手を差し出した。スタッフが右半身を中心に押したり曲げたり、伸ばしたり。時折橋田さんはつらそうな表情を浮かべた。

 2014年11月、橋田さんは地元のスポーツジムから救急車で病院へ運ばれた。ダンベルを上げ下げしている最中、痺れに襲われた。脳出血だった。

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日本の国民皆保険制度は崩壊の危機にある。医療費が膨張を続け、財政は破綻寸前。慌てる国は医療制度改革をうたう。ただ、その裏を見れば、医療とカネの間には“不都合な真実”が横たわっている。全国1000病院の改革実績ランキング、そして知ってお...もっと読む

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