対人類脅威の闘い『貞子vs伽椰子』ていうか貞子vs伽椰子って何?

作家・江波光則さんによる映画感想文連載、今回はまさかの二週連続更新!(いままでもあったかもしれない) 一日目は江波さん自身が楽しみにしていたという『貞子vs伽椰子』(6月18日公開)。毎回ネタバレ満載でお送りしているこの連載、今回は一切オチに触れていません。安心してお読みくださいませ。
※江波さんの感想を読んでみたい映画を募集しています!



■オチには一切触れないよ

『貞子vs伽椰子』の試写会に潜入することに成功しました。司会のお姉さんが「本日は伽椰子……いやっ貞子vs伽椰子の試写会に」って言い直していたので何か揺るぎない力関係があるんだと思います。三井住友とか三菱UFJみたいな。いや単に言い間違っただけでしょうけど。

 以前の『ヴィジット』の時以上の、オチをネットとかで言ったら許さんという箝口令が敷かれていました。なので一言半句オチには触れないことにします。というか確かにこの映画、あらすじとかオチとかバレたら見る価値激減してしまうので仕方ないかも知れない。

 いやこんなの言うの失礼かも知れませんけど、正直『貞子vs伽椰子』と聞いて「貞子vs伽椰子?」ってまんま聞き返しちゃうじゃないですか、そんなの。クエスチョンマークだけ付けてオウム返しっていう小馬鹿にしたリアクション。何でしたら読点も付けますけど。「さ、貞子、vs……伽、椰、子? どうしたの? バットマンとかのアレの真似?」ぐらいに。多分その小馬鹿にした姿勢で見に行くのが正解。そう思われるのわかっててやってる。きっと。そんな心算じゃなかったら申し訳ありません。

■ビビらせて詰めの一手をぶち込むファイトスタイル

 いやだって実際、貞子と伽椰子戦わせるったって、どっちも対人類用の脅威しか持ち得ないのでどうすんだよって。いきなり携帯鳴ったり骨カタカタ言わせながら這ってきたりしても人類はビビり死にますが、相手はお互いビビらなさそうじゃないですか。

 貞子も伽椰子も、基本はビビらせまくって詰めの一手をぶち込んでくるファイトスタイルじゃないですか。たとえて言うなら「俺は○○組の何々さん知ってんだぞ」ってハッタリかましてんのに相手も「○○組の何々さんなら俺も知ってる」みたいに対抗してきて、互いにハッタリ効かなくなってる喧嘩じゃないですかそんなの。どうするんでしょうね。

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江波光則映画レビュー

江波光則

6月下旬に終末SF『我もまたアルカディアにあり』を刊行した江波光則氏。 もともと映画がお好きな江波氏に、「終末」つながりで「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見た感想をまとめていただきました。

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コメント

hinyadori だめだこれ観たい めっちゃ観たい でも劇場に行く勇気ない 約4年前 replyretweetfavorite

o3o3 Jホラーだめなんだけど安藤政信が活躍してると聞いて興味が→ 「途中でいきなりガンガン前に出て来る安藤政信が変なキャラの立ち方してて最高でした。」 約4年前 replyretweetfavorite

mame623 あ、やっぱり「クッ(含み笑い)」てなるのね(笑)> 約4年前 replyretweetfavorite

bus_gasbusgas へえ。ちょっと気になってきた。 約4年前 replyretweetfavorite