失敗への恐怖が未来を閉ざす!不安病【前編】

医療器具メーカー・ドブ板メディカルで働く陽太に、ある日、大学病院から電話がかかってきました。なんと、10億円する新商品の説明をしてほしいというのです。「このディール、失敗したらどうしよう」と不安がる陽太に、ずんずん先生……もとい、河合さんが告げた言葉とは……? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で人気のずんずんさんの連載です。

ここは東京西新宿。医療器具メーカー「ドブ板メディカル株式会社」では、三年目営業の出来内陽太(デキナイヨウタ)が、

陽太『や、やばいな……』

と一人青ざめていました。

馬路出課長「どうした、陽太」

そんな陽太に声をかけるのは、上司の馬路出(マジデ)課長です。

陽太「実は、欧美林大学病院の方から電話があって、うちの新商品を説明してほしいって……」

馬路出課長「な、なに……!? あの10億ぐらいするよくわからない機械のことか!?」

陽太「そうです! あのよくわからない機械のことです!!!」

側で聞いていた屑谷(クズタニ)先輩は 『うちの会社大丈夫かな……』 と遠い目をしながら思いました。

屑谷先輩「すごいじゃん、陽太。この成約取れれば、下半期は仕事しなくていいじゃん」

馬路出課長「お前、後輩にそういうこと吹き込むなよ……」

陽太「えっと……それでどうしましょう? 誰がプレゼンしますか?」

馬路出課長「馬鹿」

陽太「え?」

馬路出課長「お前に来た話なんだから、お前が担当するんだよ」

陽太「どええええ!?」

なんということでしょう。陽太に入社以来空前のビックチャンスが来たのです。

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自分の会社に不満を抱えている青年、出来内陽太(デキナイ・ヨウタ)。「こんな会社もうやめたい」と日々愚痴っている陽太の前に現れたのは、「産業メンヘラ医」を名乗る謎の女で……!? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で...もっと読む

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dublinberlin 河合さんに惚れた 「10億円を越えるディールなんてはじめてだよ……うぅ……荷が重い……」  失敗への恐怖が未来を閉ざす!不安病 ずんずん @zunzun428 【前編】https://t.co/ZAugE8Y1wj 【後編】https://t.co/uANCm5x2N9 3年以上前 replyretweetfavorite

skbluegreen おお!河合さん、処方箋プリーズ♡  河合さん、以前に自分もこの病にかかってたのかな(笑) 3年以上前 replyretweetfavorite

i_n_m_16 「言い訳を探してる」ね・・・。自身の作業状況を説明しているつもりが、言い訳しているだけ、とか・・・。日々が言い訳ありき(壁を作る)になってしまうのよね。 3年以上前 replyretweetfavorite

nananagai_jp 河合さんの処方箋が楽しみ 3年以上前 replyretweetfavorite