ネタゲーにブスを使うのは、失礼極まりないこと
今回のテーマは「ブスフレンド(仮)」である。
久々に、「これはヒドい」と声が漏れた案件だ。
前にも言ったが、テーマは担当が考えた案の中から選んでおり、たまに「こいつはサイコパスなんじゃないか」と思うような球を投げてくるので油断がならない。
よく知らない人からすれば、「『(仮)』とはなんだ、お前のブスはどう見ても『(仮)』どころの話ではない。『ブスフレンド(真)』だろう」と思われるかもしれないが、これはおそらくソーシャルゲーム「ガールフレンド(仮)」のもじりである。
「ガールフレンド(仮)」とは、簡単に言うと学園恋愛シミュレーションのソーシャルゲームで、プレイヤーは(課金次第で)ゲームに出てくる様々な美少女たちと恋愛を楽しむことができるのだ。
ちなみに、女性向けで「ボーイフレンド(仮)」も出ており、私はこのゲームに一週間で10万円使ってしまったことがあるのだが、その話はまた今度、私の親族などが見ていないところで話せればと思う。
単純に考えると「ブスフレンド(仮)」とは、攻略対象の美少女キャラが全員ブスのゲームということになる。
だが、そんなひねりのない物を作っても、ハトやゴリラと恋愛するゲーム(実在する)と同じカテゴリに入れられ、「ちょwwwwすごいゲーム見つけたったwww」みたいなタイトルで、速攻まとめサイト行きとなり、アフィリエイターの懐が一瞬うるおうだけである。
そんなネタゲーにブスを使うなど、失礼極まりない。何故なら、遊びでブスをやっている女などいない。ほぼ100%真面目にブスなのだ。相手がマジなら、こっちもマジになるのが最低限の礼儀というものだろう。
よって、「ブスフレンド(仮)」を作るなら、登場人物は全員ブス且つ、ちゃんと萌えゲーとして成立していないければならない。
ブスはすべて一点もの、オーダーメイドで作られたような繊細な顔
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