なぜ、日本人は他人と自分を比べすぎるのか

学生のころから、同級生とは違う自分の「天然パーマ」に悩んできたという中村さん。しかし、はじめて訪れたニューヨークで、その違いがほんのちいさなものだと気づき、こころが軽くなったんだそうです。海外に出たからこそ気づけた、「日本人が他人と自分を比べすぎてしまう理由」に迫ります。

天然パーマで悩んだ青春時代

学生のころから、同級生とは違う自分の「天然パーマ」が嫌いでした。

通っていた田舎の山の上にある高校は、男子生徒には学帽なるものが義務づけられ、女子生徒は定期的に眉毛の太さやスカートの長さをチェックされる、堅苦しい校風でした。

そこでは、私のゴワゴワして波立った髪の毛が校則違反のパーマと勘違いされることもあって、うっとうしかったのを覚えています。コントロールできない暴れん坊の「剛毛天然パーマ」のせいで、「あー、中村さんってあの、いつも頭ボサボサの人ね」と言われ、私の残念なトレードマークになっていたのが青春の苦い思い出です。

そんな田舎っぺ娘も東京で働くようになってからは、夢の「縮毛矯正」に挑戦できるようになりました。しかし、実際やってみると案外手間もお金もかかり、続けるのが大変ですぐにあきらめてしまいました。

大人になっても、天然パーマとはうまく付き合えないままだった私が、人生ではじめてそれを気負わなくていいと思えたのは、ニューヨークを訪れたときのことです。

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コメント

chidori1079 全文はげどうとしか。世界と比べたら大したことないのに、日本人はみんな同じだから違いが比べやすくて、普通と違うことしたらやばいという感じがある 約1年前 replyretweetfavorite

hnswkb 「ここは日本なんだから、なんでもありじゃないぞ。周りの人と違うことしたら目立っちゃうぞ」 日本で育った人は、この感覚を知っている。窒息しそうな。 約1年前 replyretweetfavorite

michael_shinshu 仕事でもものすごく微細な社内の回し方の方が優先されて本来のパフォーマンスを損なっても仕方ないというのはなんだかなあな日本 約1年前 replyretweetfavorite

ayakahan アメリカのどこの地域でですか?“@YATA_Eagleアメリカではかわいい服着れないし黒人女性は全員ストパーかけてる。同調圧力は、それを感じられるセンサがない外人には無縁なだけ 日本人は他人と自分を比べすぎる @ayakahan https://t.co/WNkSifSeLZ” 約1年前 replyretweetfavorite