最終回】健康食品と正しく付き合う

薬と違い、適正量もよくわからずに漫然と飲み続けてしまう人が少なくない健康食品。健康被害に遭わないよう、正しい知識を身に付けよう。

 「スーパーでは1円単位で安い商品を探し求める主婦が、健康食品にはいとも簡単に高いカネを払うのだから、健康食品マジックは凄まじい」

 沢丞・川崎幸病院副院長は、患者のほとんど全員が、1度は健康食品に手を出していると話す。

 特に慢性病を患っている場合、医者にかかっても、すぐさま病気が治るということはない。ならば健康食品で何とかならないか。そんな切実なニーズが背景にある。

 健康食品の売り口上には、そうした思いを刺激するような文言が並ぶ。「天然由来だから安心(薬は人工物)」「自然治癒力を高める」「現代人に圧倒的に不足している栄養分を補う」──。さらに、有効性を示唆する科学データと、「これで命が助かった」「もう一生手放せません」などと商品を絶賛する口コミがワンセットだ。

 しかし、沢医師は「健康を取り戻すというのは本当に大変な作業。バランスの取れた食事、適度な睡眠と運動。これらを毎日継続する必要があるのだから」と話す。時間のかかる努力はしたくない。すぐに健康が欲しい。そんな怠け心が健康食品に手を出す動機になっていないだろうか。

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飲む前に読む 健康食品・サプリのウソホント【4】~消費者だましのテクニック

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参入障壁が低く、玉石混交の健康食品業界。売るためには、手段を選ばないメーカーも少なくない。売り方のカラクリを知って、賢く購入してほしい。※この連載は、2012年11月24日号に掲載された特集を再編集したものです。(c)Anna Mer...もっと読む

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