ブスは「顔の女子力が低い」
今回のテーマは「ブスの女子力」である。
そもそも、「女子力」とは一体なんなのか。「ググれブス」と言われる前に、ウィキペディアで調べてみた。
《女子力:輝いた生き方をしている女子が持つ力。自らの生き方や、自らの綺麗さ、センスの良さを目立たせて自身の存在を示す力。男性からチヤホヤされる力。》
前半の綺麗事を最後の一文が完全に破壊するという、見事なまでのビルド&スクラップだ。私も、これくらい美しい文章を書いてみたいものである。
つまり、女子力の定義は正確には決まっていないようだが、男にモテる力だとすると、ブスは「顔の女子力が低い」ということになる。
よって、「ブスの女子力」と言われたら、横山光輝が描く『三国志』の関羽のような顔で「そんなものはない」と答えるか、「やめて! ブスの女子力はゼロよ!」と止めに入るほかない。
しかし、一般的に使われる「女子力」の中には、あまり顔の良し悪しは含まれていないような気がする。むしろ、顔があまりイケてなくても、女子力を高めれば、顔が良いだけの女を蹴散らしてイイ男をゲットできる、というような使われ方をしている気がする。