“働かないアリ”の研究者は、超ハードワーカーでした!

コラムコーナーでは、「目のつけ所がスゴい!」研究の数々ご紹介。第5回は、同特集でインタビューにご登場いただいた、生物学者・福岡伸一さんご推薦、長谷川英祐さんの研究に迫ります。

アリも人間も、余裕があるほうがうまくいく

働きアリの2割は、実はほとんど働かない—。

北海道大学農学部の長谷川英祐さんは働きアリを長期にわたり観察した末、2004年にそんな驚きの結論を発表しました。

「しかも、2割の働かないアリを隔離すると、今度は働いていたはずのアリから、また2割が働かなくなる。ですが、彼らは人間のようにサボっているワケではありません。反応性に個体差があるだけなんです」

長谷川さんは、“きれい好き同士のルームシェア”を例に、こう説明します。

「5人のきれい好きが同居したら、部屋を真っ先に掃除するのは誰か。それは5人のなかで一番きれい好きな人ですよね。その人が掃除し続ける限りは、残った人は何もしなくていい。結果、本当はみんなきれい好きなのに、その4人は怠け者のように見える。アリも事情は同じで、敏感なアリが率先して働く結果、比較的反応が鈍いアリが『働けない』というワケです」

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