藤原紀香の並々ならぬスケール感

今回取り上げるのは、歌舞伎俳優の片岡愛之助と結婚した藤原紀香。どんな時も「紀香」を貫き、完璧な自己PRをし続けているイメージがありますが、同時にブログが炎上したり「梨園の妻」にふさわしくないなどの批判をされたり、好ましく思わない人も多いよう。藤原紀香がかもしだす違和感の原因はどこにあるのか? 武田砂鉄さんが分析します。

神田うの、梅宮アンナ、藤原紀香

メディアからの取材に対し、詳細を口外しないように言われているので、と出席者の多くがまごついていた乙武洋匡の誕生会だったが、その詳細を口外してくれたのが神田うのだった。「仁美さんの株も上がりましたけど、こんな仁美さんを射止めた乙ちゃんの株も上がったと思います」(デイリーニュースonline)とのこと。一方、毎年多くの芸能人が招かれる安倍晋三首相主催の『桜を見る会』の前日、「明日はビックイベントがある~、ネイル赤だとまずい訳」とInstagramに書いたのは梅宮アンナだ。当日の模様を「総理とお話しましたよ~(o^^o)」「何を話したかは秘密うふふ…」とブログに記している。需要は生まれるものではなく、自分から作り出すものなのだ。勉強になる。

最近は、自分で自分をPRするツールをいくらでも設けられるようになったので、それをどう使い分けるべきかのテクニックがあちこちで披露されている。その手の情報は見ないようにしているが、それでも目に入ってくる。藤原紀香が2014年にブログを開設、芸能人のなかでは比較的遅かったが、そのタイトルが「氣愛と喜愛で♪ノリノリノリカ☆NORIKA’s sensation☆」だと分かれば、ただならぬ気配を察知、実際に綴られる文章も軒並みハイテンションで、咀嚼することができずに苦笑いで逃避する人が「痛々しい」という言葉を残していったのだった。こんなことで再度需要を取り戻せるはずがない、と低く見積もったようなのである。

スケール感の大きさを把握させないほどのスケール感
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365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む

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コメント

dankorugo 藤原紀香の"あの感じ"の、"あの感じ"部分をここまで精緻に言語化するなんて… 約3年前 replyretweetfavorite

postm0dern よくわかってるじゃん。でもちょっと遅すぎかな。「の」 約3年前 replyretweetfavorite

wwwater24 紀香は多面体wwwwww文章面白い。 約3年前 replyretweetfavorite

kasa_ga_nai 嗚呼、ナンシー関が存命だったらなぁ。 https://t.co/KjjaHYP3eh "" 約3年前 replyretweetfavorite