意識の高いブスは隙あらば口に入れる物の量を増やす
「体は食べた物で作られる」。よく聞く話だし、実際そうなのだろう。
だからといって、美人はルイボスティーやライチばっかり食っていて、ブスの主食はカメムシということはない。
むしろ虫は栄養が豊富そうだし、逆に美人の方が、虫を食っている可能性が高い。だとしたら、ぜひ美人が食っている虫を教えて欲しい。テントウムシぐらいまでなら、検討する。
虫とまでいかなくても、ブスが美を手に入れようとするとき、口に入れるものから変えていこうとするケースは非常に多い。
もちろん、食生活を改善したりはしない。そんな、せせこましい行動はブス様には、まったくふさわしくない。そういうことをしようとしているブスがいたら、「貴様は何年ブスをやっているんだ」と、鬼軍曹のような顔で叱責しても構わない。
正しいブスはまず、某口コミコスメサイトのランキングあたりで1位になっている、美容サプリやダイエットサプリをとりあえず買う。もちろん食生活はそのままだ。たとえ1日3粒程度のサプリであろうとも、隙あらば口に入れる物の量を増やそうとするのが、意識の高いブスだ。
そして、そのサプリがなくなったからといって、同じものをリピートして買うブスは意志が弱い。サプリがなくなった時点で、今回の美人になろう大作戦は終了、またはまったく別のサプリに手を出すのが、正しいブスの作法だ。
「ブスであること以外は、何も続かない」。これができないようでは、ブスとはいえないのだ。
しかし、食生活の改善や高価な美容サプリを投入し、さらにそれを続けたとしても、だんだん顔のパーツが、ダレノガレ明美になってくるということはない。
いくら磨いても、元の造りが変わらなければ意味がない。むしろ自分への多額の投資が、ダイヤでウンコを磨いているような徒労に感じられることもある。
それで「ほら、顔が映るくらいピカピカになりましたよ」と言っても、「でもウンコじゃん」と言われたらおしまいだからだ。
それを考えると、造り自体を変えてしまう整形などは、実に合理的な美容法といえるのだが、日本は天然物志向が強いのか、整形美人は叩かれがちである。
それを言うなら、こっちだって「産地直送もぎたてブス」として、良い値がついてもいい気がするのだが、大体「規格外品」でワゴンに乗せられてしまうのだ。
整形はズル、みたいな意識があるのだろうが、整形にはサプリメントどころではない金がかかる。その金を捻出するのも、本人の努力の内だとカウントされないのは、不公平だ。
誰かが、整形費用を出してくれるという場合もあるのかもしれないが、それはその女が「もっとかわいくしてやろう」と思わせるくらいの、ダイヤの原石である時だけだ。ブスにわざわざ金を出して、それこそ、ウンコに現代科学の粋と巨額と資金を投じてダイヤにしたいという、金が余り過ぎて、イカれてしまった石油王みたいな人間は、そうそういないものである。
もしくは、ブスすぎて公害に認定されたため、自治体が金を出したというなら話は別だが、大体のブスは、身銭を切ってやっているのだ。
スタイルが良く、肌が綺麗で天使の輪を持つブス
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