先日、女子校出身の女性たちと飲み会の機会がありました。女子校あるあるで盛り上がる女子たちに、共学出身の私はこんな質問をしてしまいました。
「女子校ってさ、マンガとかでよく見る、お互いおっぱい揉みあってキャーキャー♡みたいなやつは本当にあるの?」
すると女子たちは、口をそろえて言いました。
「ある」
パラダイスすぎるやろ正味!!!!と思いましたが、私はそんな輪に絶対に入れなかっただろうと思います。女性を恋愛対象とする女性だからこそ、どうしても気になってしまうことがあるんです。
それは、今回ご投稿をお寄せくださった女子高校生の方も同じことのようです。「女性が恋愛対象かもしれないと自覚したら、女同士のスキンシップができなくなってしまった」というお話をご紹介します。
はじめまして。高校1年生女子の青と申します。
私はつい最近、初めて女の子を好きになりました。今までは男性を好きになっていたので、レズビアンでもバイでもなく、その子だから好きになったのだと考えています。しかし、その子のことを好きだと自覚するたびに、「その子だから好きなのではなく、同性も恋愛対象なのかもしれない」という考えが浮かんできます。
すると、今までは女の子の友達とはただ普通に楽しく過ごしていたのに、途端にどう接していいか分からなくなってしまいました。今までは気軽にしていたスキンシップすら、私からできないどころか友達から触られるのさえ抵抗ができてしまいました。前のような自分に戻りたいと思っているのですが、中々できません……。
牧村さんは、このようなことはありましたか? また、私はどうすれば良いのでしょうか。ぜひご回答をよろしくお願いいたします。
(2015年のご投稿です/一部編集の上、全文掲載しました)
お気持ち、よ~くわかります。私も先日、所属事務所の女子寮で、美意識の高い女優さんが女子たちのリンパマッサージをしてまわっているときに「私もやってほしい」って言い出せなかったです。なんというか……ある感情にさいなまれてしまって。
適切な言葉が見つかりませんが、女友達とのスキンシップができなくなってしまったことの背景にあるのは、一言で表せばこういう感情だと思います。
「嫌われるのが恐い」
そしてこの感情をさらに整理すれば、以下のふたつに分けられるのではないでしょうか。
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