それでも僕は、外科医をやめない

消化器の専門家が大腸カメラを受けたら危ないところだった話

医学というのは、患者から見た場合と医者から見た場合では、印象も切実さも異なるようです。今回の雨月先生は、患者側からの実体験リアルレポートをお送りします。患者側から見た医療の世界では、思いがけず、さらに違う世界にトリップしてしまいそうな瞬間もあったようです。

こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。

今回は医学のお話をいたしましょう。

先日、私は大腸内視鏡検査を受けました。これは正確には「下部消化管内視鏡検査」と言いまして、お尻の穴から親指くらいの太さの内視鏡を入れて大腸を全てカメラで観察するという検査です。

私が普段手術で見ているのは腸の外側ですが、カメラは腸の内腔側です。あまり知らない人が多いのですが、医学的には口から肛門までの「消化管」=体の外側、なのですよ。体の外側ということは、あなたの部屋の中と同じ、電車の中と同じ。だから間違えて鉛筆を飲み込んだらお尻から出てきた、なんてことがあるわけです。基本的にはなにを口から入れてもまあ大丈夫なんですよ、ああ、手で触ってはいけない塩酸や毒物などはダメですけどね。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
それでも僕は、外科医をやめない

雨月メッツェンバウム次郎

高学歴エリート集団だと思われがちな外科医の世界は、実は、毎日人を切り刻んでる特殊な世界です。現役医師が語る外科医の世界は、とっても不思議な世界。毎日、さまざまな患者さんと接し、手術をするなかで感じたことを、ありのままに語ります。not...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

osr_tsuyoshi おしりの穴… 約3年前 replyretweetfavorite

chinaHacca ごめんなさい…声に出して笑ってしまった…まだ笑える( ´艸`) あー涙出てきた… 盲腸のアレより大変そう。 約3年前 replyretweetfavorite