第5回】治療効果を打ち消す場合も! 薬と健康食品の危険な併用

健康食品だから、体に悪影響はないだろう──。多くの人がこう考えがちだが、薬との飲み合わせには、素人の想像以上に危険がある。

 がんにかかった途端、何人もの知人からさまざまな健康食品を勧められた。そんな経験をした人も多いのではないだろうか。

 がんのみならず、アトピー性皮膚炎やぜんそく、関節炎に至るまで、現代医学では完治が難しい病気は山ほどある。そんなとき、「免疫力を高める」「自然治癒力アップ」などのキャッチフレーズに引かれ、健康食品を飲み始めるケースは少なくない。

 健康食品なら、病院で処方される医薬品と飲み合わせても大丈夫。そう考えるのは早計で、実は薬の作用を弱めたり、副作用を起こりやすくしてしまう健康食品はたくさんある。

 表1‐3を見ていただきたい。薬と健康食品の好ましくない飲み合わせの例を挙げている。

 例えばセントジョンズワート(西洋オトギリソウ)。欧州では古くからうつ症状に効果があるとされてきたハーブだ。実際、軽いうつ症状には効果が認められるとする研究結果もある。ところが、その作用の強さは、ほかの薬の効果にも影響してしまうのだ。

 表にあるように、数多くの薬に対して、薬効を弱めるなど悪く作用してしまう。飲み合わせには細心の注意が必要な健康食品だ。

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飲む前に読む 健康食品・サプリのウソホント【2】~健康食品・サプリの誤解

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宣伝文句をうのみにし、医薬品と同じ効能を期待したら大間違い。私たちが日々口にしている健康食品は、誤解だらけだ。※この連載は、2012年11月24日号に掲載された特集を再編集したものです。(c)Anna Merzlyakova/123R...もっと読む

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