“まがまがしさ”すら漂うミュージックビデオの作り方—映像作家・辻川幸一郎

「映像とインタラクション」の講義では、当代随一の映像作家・辻川幸一郎さんが講師として来てくださいました。コーネリアスやsalyuのミュージックビデオなど、「一体どうやって撮ったのだろう」と思わせる映像をつくる辻川さん。見るものに鮮烈な印象を残す独特の世界観は、どこから生まれているのでしょうか。過去の作品を紹介しながら、講義していただきました。


辻川幸一郎(つじかわ・こういちろう)映像作家。CDジャケットや本の装丁などのアートディレクターとして活動をはじめ、友人のミュージシャンのMV制作を頼まれた事から映像制作をはじめる。現在ではCM、MV、ショートフィルム、などの映像作品を中心に、webやグラフィックなどの企画など様々なジャンルで国内外問わず制作中。MV「コーネリアス/Fit Song」で文化庁メディア芸術祭・エンターテイメント部門優秀賞を受賞。

今回の講義は、僕がつくった映像を見せながら、どうやって考えたのか、実際どう制作していったのかを解説していこうと思っています。

僕が映像監督を始めたのは、ミュージックビデオの分野からでした。というわけで、まずはミュージックビデオの作品から紹介していきます。

攻殻機動隊の世界観を映した5本のミュージックビデオ

シリーズでやっていたのが、アニメ「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」で使われる音楽のミュージックビデオ(MV)です。オープニングテーマと、2回ごとに替わるエンディングテーマの合計5曲を担当しました。音楽はすべてコーネリアスが担当しています。この5本は、それぞれまったく違うつくり方をしようと考えました。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
BAPA2—次世代型スーパークリエイターの学校 第2期

BAPA

デザインや広告のクリエイティブで、世界的なアワードをとり続ける2社、バスキュールとPARTYが主催する学校“BAPA”の第2期が始まりました! 第2期も、第1期同様に、ケイクス上で授業の内容をぎゅっと濃縮して紹介していきます。まずは、...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

yaiask BAPAの講義の採録です。記事内のMVぜんぶちょうかっこいい。高校生の頃MV大好きっ子だったので、辻川さんにお会いできて感動でした。 4年弱前 replyretweetfavorite