3月1日に終わった「スーパーチューズデー」は有名だが、明日15日(日本時間は16日)の「ミニ・スーパーチューズデー」は、結果次第では勝者がほぼ決定するかもしれない。
とくに、今年の選挙は、いつ何が起こるかわからない混乱状態なので目が離せない。
まず、15日に選挙が行われる州と代議員の割当数を見てみよう。 民主党は得票率によって代議員を振り分けるが、共和党では、州により「勝者総取り(Winner-take-all)」というシステムがある。
15日のフロリダ、イリノイ、オハイオ、北マリアナ諸島は「勝者総取り」の州であり、とくにフロリダとオハイオが注目されている。
3月15日に行われる予備選 ※黄色地部分は「勝者総取り」
共和党はトランプの逃げ切りなるか?
「トランプにハイジャックされた共和党の奥の手」にも書いたが、共和党エスタブリッシュメントはトランプ大統領の誕生をなんとしても阻止しようとしている。だが、トランプが代議員の過半数を確保したら嫌でも「共和党の指名候補」として認めなければならない。